便利な「オキシクリーン」じつは“使えない3つのNG”「知らなかった…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。酸素系漂白剤と言えば「オキシクリーン」が定番。頑固なシミもすっきり漂白してくれますが、じつは不得意な汚れも……。ここでは、避けたほうがいい「オキシクリーンのNGな使い方」をご紹介します。
NGその1.漂白剤使用禁止マークのある衣類
オキシクリーンは衣類の漂白はもちろん、色柄があっても使えます。しかし、「大丈夫だろう」と洗濯表示を確認せずに洗うのはNGです。
タグに“三角形に×印”のような洗濯表示がある場合、オキシクリーンを含む漂白剤は使用できません。この印は「漂白剤は使えない」ことを知らせる記号なので、オキシクリーンで洗うと色落ちや変色が起こる可能性が高いです。
お気に入りの衣類を劣化させないためにも、オキシクリーンで洗濯する際はタグに記載の洗濯表示を必ずチェックしましょう。
NGその2.金属製品
万能なオキシクリーンも、金属製品には要注意! 弱アルカリ性のオキシクリーンに金属をつけると、表面が変色する“アルカリ焼け”が起きます。
ステンレスはアルカリ焼けしづらいと言われていますが、可能性はゼロではありません。ほかの金属と接触しているとアルカリ焼けがうつる場合もあるため、ステンレスシンクをオキシクリーンで掃除するのも避けた方が無難です。
NGその3.スニーカー
スニーカーは“オキシづけして洗濯する”とキレイになることもありますが、じつは注意点もあります。
気をつけたいのは、金具と素材です。靴ひもを通す穴や靴ひもの先端に金属が付いているタイプだと、部分的に変色する恐れがあります。
また、革皮や合皮は使用NG。エナメルやスエード素材のスニーカーをオキシづけすると、素材が傷む恐れがあるんです。
「スニーカーはオキシづけできる」と認識すると失敗しますので、必ず素材などを確認のうえお手入れしてください。
オキシクリーンの注意事項を確認しよう
万能なオキシクリーンですが、苦手な汚れや素材もあります。誤って使うと汚れが落ちるとともに劣化する恐れがあるため、注意事項を確認してから使いましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア