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山本彩、渋谷凪咲らも駆けつけた、9年半の軌跡と感謝を刻んだ小嶋花梨卒業コンサート!

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「NMB48 小嶋花梨卒業コンサート~大好きなNMB48へ~」©NMB48

2025年11月9日(日)、大阪・オリックス劇場にて「NMB48 小嶋花梨卒業コンサート~大好きなNMB48へ~」が開催された。


【写真】「NMB48 小嶋花梨卒業コンサート~大好きなNMB48へ~」が開催された小嶋花梨(全16枚)

加入して約9年半、NMB48初代キャプテンの山本彩からバトンを受け継ぎ、キャプテンとしても約7年、グループを牽引した小嶋花梨。卒業コンサートでは、NMB48のメンバーはもちろん、山本彩や渋谷凪咲、吉田朱里らOGたちもゲスト出演、その人柄がにじみ出た温かな時間となった。

「キャプテンとは」という問いに答える加入前のNMB48との出会いについてインタビューが上映されたのち、「Overture」が流れ、コンサートがスタート。赤色のペンライトに染まる中、「僕らのユリイカ」から始まり、「高嶺の林檎」「憧れのポップスター」「重力シンパシー」を披露、小嶋は弾けるような笑顔を見せた。続いて11期研究生が登場、自己紹介したのちに「届かなそうで届くもの」をフレッシュにパフォーマンスした。

小嶋、平山真衣、和田海祐による王道のアイドルソング「ハート型ウイルス」や、後輩たちをバックダンサーに従え、ロックな世界観で男装でかっこよさを際立たせた「プライオリティー」などを聴かせたコーナーもあり、こちらは小嶋の思い出のユニット曲で構成。ソロでの「わるきー」では、自らを「わるりん」と称し、会場を沸かせた。

次は和太鼓と和傘の演出が光った「難波愛」から始まり、「ガールズルール」(乃木坂46)では「次世代メンバー、2025、行くぞー!」と小嶋のかけ声で、後輩たちと全力パフォーマンス。「てっぺんとったんで」では、ファンとのコールを楽しんだ。

キャプテンの葛藤を独白した映像では、キャプテンとして初めて迎えた9周年コンサートでの出来事や、その半年後に訪れた緊急事態宣言での戸惑いなどが語られ、「キャプテンとしては変わらず夢も目標も語っていくことが自分の役目だと思っていたけど、その期間はどこか自信を失っていて、プレッシャーでもあったのかなって今は思います」と心境を明かした。

そんな気持ちを払拭葛藤した時期を表現するかのような「欲望者」「挑発の青空」では、ダンサブルなステージングを見せ、早着替えで「最高に下品なアタシ」を歌唱、大人っぽい魅力を振りまいた。

「夏のDestination」に続いて、特別ゲストが次々登場。「卒業旅行」では上西怜が駆けつけ、同期のメンバー水田詩織と3人で声を重ねた。「恋なんかNo Thank you!」では吉田朱里。コメント映像と思いきや実は生中継という演出で沸かせた渋谷凪咲がステージに登場。さらに加藤夕夏、石田優美も駆けつけ、小嶋のグループ卒業を祝いました。OGたちに囲まれ妹のような表情を見せる小嶋、みるみる目に涙が…。そして、石田、加藤、吉田、渋谷、現メンバーの川上千尋と共に「しがみついた青春」を歌唱、「大切な曲を一緒に歌えて嬉しかったです」と感無量の表情を浮かべた。

2018年に山本彩からキャプテンを引き継いだ小嶋。その当時の模様を振り返る映像も紹介されました。サプライズゲストの山本がステージに登場すると、大歓声が沸き起こる。そして、「夢は逃げない」をデュエットで届けた。曲の途中からは現メンバーもステージへ。山本、小嶋、塩月希依音という三代にわたるキャプテン揃い踏みが実現した。

その後、小嶋が初のセンターの座を獲得した2024年10月リリースの「がんばらぬわい」から「初恋至上主義」「抱きしめちゃいけない」と3曲続けて披露。本編の最後は「アイドルとして最後は皆さんのコールという名の愛をいっぱい浴びたいと思ってこの楽曲を選びました!」と小嶋、「青春のラップタイム」をメンバー全員で歌い切った。

アンコールではデニムドレスで登場した小嶋。次のように挨拶した。「こんなに自分の何もかもを注げるものに出会えたことが本当に幸せだと思うし、もう二度と出会えないんじゃないかなと思うぐらい全力を注げました。ファンの皆様にも、メンバーの皆にも、ずっと追ってきた夢や景色を見せられることができなかったけど、今日、この日までグループを守り続けることができたことは誇りに思います。そばにいてくれたメンバーのみんなが支えてくれて、愛ある声援でどんな時も応援してくれたファンの皆さんのおかげで、ここまで頑張れました。本当にありがとうございます。これからも後輩の皆が歴史を繋いでくれるので、私も皆さんと一緒に見守っていきたいと思います」。

続けて、「ファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います」と、「みんな、大好き」を涙まじりに歌った。メンバー全員との「結晶」「ずっとずっと」のあとには、小嶋からメンバーへサプライズがあり、一人一人に当てたメッセージを紹介。一方、坂田心咲もサプライズで小嶋に手紙を読み上げ、感謝の気持ちを伝えた。

最後は「私のNMB48人生が始まった曲で終わりたいと」と、オープニングでも披露した「僕らのユリイカ」を。スポットライトに照らされて、階段を静かに上がっていく小嶋。「9年半、NMB48に思う存分向き合えて幸せでした。たくさんの愛を注いでくれてありがとうございました。みなさん大好きです」とメッセージを贈り、卒業コンサートの幕を閉じた。

キャプテンとして約7年、NMB48を支えてきた小嶋。自身の歩みを象徴する楽曲と、メンバーや卒業生たちと共にアイドル人生の集大成をまっすぐに届けたラストステージは、笑顔と涙に彩られた特別な時間でした。この日もまた、NMB48の歴史に深く刻まれた。

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