どら焼きとコーヒーとゆったり流れる時間。隠れ家カフェで癒しのひとときを 平生町「㐂むらら(きむらら)」
秋の風が少しずつ冷たくなり、温かい飲み物が恋しくなる季節。朝晩は冷え込むことも多く、冬がすぐそこまで来ているのを感じますね。
わたしは、最近、朝起きてすぐに熱いコーヒーを淹れて、目と頭をゆっくり覚ますのが日課になりました。そんな季節におすすめの、心も体もほっとあたたまるような場所をご紹介します。
木の香りにほっとする隠れ家カフェ
今回ご紹介するのは、山口県熊毛郡平生町にある小さなカフェ「㐂むらら(きむらら)」(山口県熊毛郡平生町大野南263-3)さん。
北欧雑貨と自家焙煎コーヒー、そして手焼きどら焼きが楽しめる、地元で人気の隠れ家カフェです。
穏やかな空気が流れる平生町の一角にあるお店は、まるで時間がゆっくりと流れているかのよう。
扉を開けると、木の香りがふわっと広がります。
温かみのある木目の家具や、ナチュラルな雑貨たちが並ぶ店内は、どこを見ても心がほっとする雰囲気。
店内に漂うコーヒーの香りに包まれて、席に座った瞬間から癒されます。
暮らしになじむセレクト雑貨
雑貨は、オーナーさんがひとつひとつ丁寧に選んだものばかり。
シンプルでやさしいデザインのものが多く、暮らしの中に自然となじむ品々です。
衣服から食器、キッチンアイテム、調味料までさまざま。
お気に入りのひとつを見つけて手に取ってみる、そんな楽しみ方もできるお店です。
ふんわり生地にあんこたっぷりな名物どら焼き!
そしてこちらのお店といえば、やっぱり名物の“手焼きどら焼き”。
ふんわりとした生地に、自家製のあんこをたっぷり挟んだどら焼きは、見た目も香りも抜群。
中でも人気なのが「あんバター」。バターの塩気とあんこのやさしい甘さが絶妙なバランスです。
自家焙煎コーヒーとの相性もぴったりで、一口食べるたびに思わず笑顔になってしまいます。
どら焼きとコーヒー、一見、和と洋の組み合わせですが、実はとても相性の良いコンビ。どちらも“香り”を大切にしているからこそ、口の中で心地よく溶け合います。
焼き立てのどら焼きと淹れたてのコーヒーを並べて、ゆったり味わう時間はまさに“ご褒美タイム”です。
本日のコーヒー HOT 400円、どらやき あんこ300円
コーヒーはオーダーが入ってからスタッフさんが一杯ずつ丁寧に淹れてくださいます。お店中に広がる香ばしい香りに、待っている時間さえ幸せに感じるほど。
ふわふわの中にもっちりを感じられる生地に、自家製あんこのやさしい甘さのどら焼きはまさに絶品!
そして自家焙煎のコーヒーをいただきながらゆったり過ごす時間は、まさに“ワンランク上のリラックスタイム”です。
お店でゆるりと過ごすもよし、お土産に買って帰るもよし
窓側の席からは、平生町の穏やかな風景がのぞめます。
春にはやわらかな日差し、夏には青々とした木々、秋冬には落ち着いた光が店内を包み込みます。
時間の流れが少しゆるやかに感じられて、気がつけば長居してしまう人も多いそうです。
ひとりでのんびり読書をしたり、友人とおしゃべりしたり、どんな過ごし方も似合う場所です。
お土産にどら焼きを買われる方も多く、「子どもがあっという間に食べちゃった」「また買いに行きたい」とリピーターも多いそう。
我が家も、買って帰ったどら焼きは、娘たちにあっという間に食べられてしまいました。
ちょっとした手土産や、自分へのご褒美にもぴったりですね。
雑貨も、スイーツも、コーヒーも。一見バラバラのようでいて、それぞれが調和し、ひとつの世界観をつくり出している「㐂むらら」。
その穏やかで丁寧な時間が、訪れる人をやさしく包み込みます。
慌ただしい毎日の中で、少しだけ立ち止まりたいとき。心を整えたいとき。平生町の「㐂むらら」で、コーヒーとどら焼きの香りに包まれながら、のんびりとした時間を過ごしてみませんか。