時短でCOO就任 「働く女性の手本に」 3児の母・中村マカロン悠希さん
宮前区に本社を置く整骨院・整体院事業と姿勢矯正インナーの企画販売事業を展開している(株)ボディスプラウト。同社のCOO(最高執行責任者)に4月1日付けで、土橋在住の中村マカロン悠希さん(39)が就任した。女性の社会進出の必要性が叫ばれている中、当編集室では中村さんに、これまでのキャリアなどについて聞いた。
3人の小学生の母親でもある中村さん。「女性であっても、母親であっても、キャリアを諦める必要はないということを自ら体現したい」と意気込みを語る。
育児経験を生かし
2017年に、「家が近いから」という理由で事務職として入社。同社が開発した女性向けの姿勢矯正インナーの販売PRを担当するようになった。出産と育児を経験する中で自身の体形変化に悩んでいたという中村さんだが、製品を自ら試したことでその効果を実感。「より多くのママたちに届けたい」という強い思いから、雑誌やテレビへの積極的な売り込みを展開。川崎市では産褥期の母親を対象とした無償提供を行った。製品は累計50万枚を突破しており、その貢献は社内で大きく評価された。
COOでありながら時短社員という中村さん。帰宅後は子どもたちとの時間を大切に、休日も家庭に専念している。「家庭と仕事の両立は、おおらかな気持ちで。その時に自分にできることを精一杯頑張っている。周りの助けを借りることも大切」と話した。