「ラグタグ」が好調のワールドは今期、売上高3000億円へ
ワールドは4月3日、2025年2月期の通期連結決算を発表した。売上高にあたる売上収益は2256億5800万円、営業利益は167億9600万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は111億500万円だった。なお、ワールドは決算期を変更しており、前期は2023年4月1日から2024年2月29日までの11カ月間。
ブランド事業の売上収益は1988億9300万円、セグメント利益は110億5700万円だった。ライフスタイルブランドが好調だったものの、ショッピングセンターなどで展開するブランドを中心に苦戦した。デジタル事業の売上収益は325億3600万円、セグメント利益は26億1900万円だった。ブランドバッグに特化したサブスクリプション型のレンタルサービスを展開するラクサス・テクノロジーズが昨年12月に新規上場しており、連結から除外した影響で減益ではあったが、ユーズドのセレクトショップ「ラグタグ(RAGTAG)」を運営するティンパンアレイが好調だった。プラットフォーム事業の売上収益は744億5200万円、セグメント利益は18億2900万円だった。
ワールドは同日、2026年2月期の連結業績予想を発表している。売上収益は3000億円(前年比31.3%増)、営業利益は195億円(同16.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は112億円(同0.9%増)としている。