本当にキレイになる!? 洗濯機のオキシ漬けを検証してみた
閲覧注意の洗浄力!? 洗濯機のオキシ漬けがすごい
洗濯機の洗濯槽の汚れや匂いが気になったことはありませんか?その対策として近年注目を集めているのが洗濯機のオキシ漬け。「オキシクリーン」を使用したこの方法は、驚くほどの洗浄力で洗濯槽をピカピカに蘇らせると評判ですよ。
筆者の洗濯機も前回掃除をしてから軽く1年は経過しています。果たしてどんな結果になるのか、さっそく試してみることにしました。
口コミ・SNSの反応
オキシ漬けをしたら、洗濯槽から信じられないほどの汚れが出てきて驚いた
定期的にオキシ漬けをするようになってから、洗濯物の匂いが気にならなくなった
初めてオキシ漬けをした時は衝撃的だった
掃除の前に!注意ポイントをチェック
洗濯機の取扱説明書を必ず確認してから使用する
「オキシクリーン」は酸素系漂白剤の一種です。優れた洗浄力と除菌効果を持っていますが、洗濯機の種類や素材によっては使用が制限される場合があります。特にドラム式洗濯機では通常のオキシ漬けがむずかしいため、専用のオキシクリーン製品を使用する必要がありますよ。
必ず事前に洗濯機の取扱説明書を確認し、使用可能かどうかを確認しましょう。
長時間の漬け置きはしない
「オキシクリーン」の効果を最大限に引き出すためには漬け置き時間を守ることが大切。ステンレス槽の洗濯機の場合、長時間の漬け置きにより変色することあります。推奨される漬け置き時間を守り、必要以上に長時間放置しないよう注意しましょう。洗浄力と洗濯機の保護のバランスを取ることが大切です。
オキシクリーンを使った洗濯機の掃除方法
「オキシクリーン」は弱アルカリ性の洗剤で、酸性の汚れに特に効果を発揮します。また、お湯に溶かすことで発生する酸素の泡が、泥汚れのような頑固な汚れも効果的に浮かし落としますよ。洗濯頻度や家族構成にもよりますが、1〜2ヶ月に1回のペースで洗濯機のオキシ漬け掃除をおこなうことをおすすめします。
準備するもの
・オキシクリーン……適量
・お湯(50℃程度)……洗濯槽の高水位まで
・ゴミ取り用ネット
・ブラシ(洗濯槽のフチや洗剤投入口用)
・バケツ(お湯を運ぶ用)
・雑巾
・ゴム手袋
※オキシクリーンの量は、お湯4Lに対してキャップ1杯(約28g 日本版の場合)、または付属スプーンのメモリ2〜4(アメリカ版の場合)を目安に調整してください。
掃除の手順(縦型洗濯機の場合)
1. 洗濯槽にお湯をためる
洗濯槽に50℃程度のお湯を高水位まで入れます。我が家の洗濯機には洗濯ホースがないため、洗面所でお湯を汲みバケツを使って運びました。何度も往復したので床が濡れてしまいました。事前にタオルを敷くことをおすすめします。
洗濯機の電源が入っていないと排水されてしまう機種もあるため、事前に確認が必要です。
洗濯槽についているゴミ取りフィルターを取り外してみると、とても汚れていました。この機会にゴミを取り綺麗にしましょう。我が家のゴミ取りフィルターは、とても汚れていたので、ブラシでしっかりと網目のゴミを取り除いて洗いましたよ。良い機会なので、洗濯槽に入れて、一緒にオキシ漬けすることにしました。
2. オキシクリーンを投入し、洗濯機を回す
お湯の量に応じた「オキシクリーン」を投入します。キャップで計量できるのがとても便利ですよ。筆者の場合は、キャップ15杯を計って入れました。薬剤に直接触れないよう、必ずゴム手袋を着用しましょう。また薬剤は細かい粒子なので飛び散らないように洗濯槽の上で計量して投入したほうが良いですよ。
必要な薬剤を全部入れます。薬剤を入れるとすぐに音を立てて泡立ってきました。気になる刺激臭はあまり感じませんが、念のために換気扇は回して作業をしました。我が家の汚れた洗濯槽は、薬剤を入れた瞬間にすぐに茶色いものが浮き始めました。これは、綺麗になる予感がします。
「オキシクリーン」を入れるとすぐに音を立てて泡が出始め細かい泡に変わります。効果を最大限に引き出すために、洗濯機の「洗い」コースで5分間洗濯機を回し、薬剤をよく溶かします。我が家の洗濯機は、蓋を閉めないと稼働しないタイプの洗濯機のため、一旦蓋をして洗いのみのコースで5分間動かしました。
閲覧注意!蓋を開けてみると、泡がパチパチと音を立てており、薬剤もしっかりと溶けた様子です。かなり茶色いものが大量に浮かんでいました。この茶色の物体は、一体どこからやってくるのでしょう。食べ物に例えるならば、海苔が水に溶けたようなものです。たった5分洗濯機を回しただけで効果が出ていますよ。
3. 2〜6時間そのまま放置する
長時間のオキシ漬けをする前に、洗濯槽のフチや洗剤投入口を洗濯槽のお湯にブラシをつけてみがいておくと、より効果的ですよ。ゴミを取って洗っておいたゴミ取りフィルターを中に入れ、洗濯機の蓋を閉めて2〜6時間そのままで放置します。筆者は、4時間放置することにしました。
4. 浮いてきた汚れを取り除く
4時間後、洗濯機の蓋を開けてみてびっくり!泡は消えており、茶色の物体が固まりになって浮いていました。4時間前に泡と一緒に浮いていた茶色いゴミが固まったのでしょうか?まずは、洗濯機のゴミ取りフィルターを取り出してから、この茶色の物体をゴミ取りネットで取ってみることにしました。
浮いている茶色い塊をゴミ取り用ネットですくい取ろうとしたところ簡単に分解してしまったのです。静かに丁寧にやらないといけなかったようです。根気よく作業を続けるとかなり大量にとれたので、ここで次のステップには進まずもう一度「洗い」コースで5分間洗濯機を回してみることにしました。
5分後洗濯機の蓋を開けたところ、また汚れがどこからか現れました。そして洗濯槽の中の水は再び泡立っています。繰り返しゴミ取り用ネットでていねいに茶色の汚れをすくい洗濯機を5分回すという作業を繰り返しおこなっていると、5回目でようやく新しいゴミは出なくなりました。
5. すすぎと最後の確認
通常コース(または洗濯槽洗浄コース)で洗濯機を回し、すすぎます。浮いてくる汚れがなくなるまで、この作業を繰り返します。我が家の洗濯機では、水量最大、洗い9分、濯ぎ注水2回、脱水7分に設定しスタート。途中、蓋を開けて確認をしましたが、1回目ではまだ汚れが浮いていたので、全部で2回おこないました。
最後に、残っている細かな汚れを綺麗に雑巾で拭き取ります。ブラシではじめにこすり洗いをしたところも雑巾で撫でただけで汚れがとれますよ。洗濯機の蓋や、洗剤の投入部、洗濯槽の下の部分にも細かなゴミがついていますのでしっかりと拭き取るようにしましょう。
洗濯槽やそのまわりを全部拭き終わったら最後に綺麗になったゴミ取りフィルターをもとの位置にセットし作業は終了です。見違えるほどピカピカになりました。匂いもまったくありません。洗濯槽の中に顔を埋めてしっかりと確認をしましたが、ステンレス部分もピカピカです。
最後に洗濯槽からでできたゴミを袋に集めてみたところ大量です。取れたゴミは匂いはしませんが、ぶよぶよで気持ちが悪いため袋に入れたまま生ゴミに捨てることにしました。この茶色の物体が洗濯槽にあったと思うと恐ろしい!この袋を眺めていると、日頃の家事の合間にオキシ漬けをしようという気持ちになりました。
掃除の手順(ドラム式洗濯機の場合)
1. オキシ液を準備する
40℃程度のぬるま湯に「オキシクリーン」を溶かしてオキシ液を作ります。バケツにぬるま湯を入れ、オキシクリーン(スプーン山盛り一杯程度)を加えます。泡立て器などで十分にかき混ぜ、完全に溶かすようにしましょう。この溶液が洗濯槽を効果的に洗浄します。
2. 洗濯槽にオキシ液を投入する
準備したオキシ液を洗濯機のドラムに注ぎ入れます。ドアのギリギリまで液を入れることが大切です。液が足りない場合は追加で作って補充します。洗濯槽全体がオキシ液に浸かり、すみずみまで洗浄効果が行き渡るようにしましょう。
3. 漬け置きと途中で手動にてドラムを回転させる
オキシ液を入れたら、約3時間漬け置きします。ただし、そのまま放置するだけでは不十分ですよ。30分〜1時間おきに3〜4回、手動でドラムを回転させます。これにより、最初は液に浸かっていなかった部分もまんべんなく洗浄されますよ。
4. 洗浄コースでドラム式洗濯機を動かす
漬け置きが終わったら、洗濯機の通常コースで洗浄します。「洗い」「すすぎ」「脱水」の順で洗濯機を動かします。この過程で、オキシ液と一緒に浮き出た汚れが洗い流されますよ。洗浄後は洗濯槽内をよく確認し、必要に応じて追加のすすぎをおこないます。
5. 仕上げの清掃
洗浄コースが終了したら、雑巾で洗濯槽内部の水分や、細かい汚れを拭き取ります。特に、ドアのパッキン部分は水分が残りやすいので注意深くしっかりと拭き取るようにしましょう。最後に、洗濯機のドアを少し開けた状態にして、洗濯槽の内部を完全に乾燥させます。
よくある質問・Q&A
手順通りに掃除しても汚れがでてこないときは?
汚れが溜まっていない可能性があります。また、「オキシクリーン」の分量が少なすぎたり、お湯の温度が低すぎたりすると効果が出にくくなりますよ。分量と温度を再確認し、つけ置き時間を少し延長してみるのも一案です。それでも改善しない場合は、洗濯槽専用クリーナーの使用を検討してみましょう。
オキシクリーンはどのくらい入れればいいですか?
日本版の場合、お湯4Lに対して約28gが目安です。アメリカ版を使用する場合は、付属の計量スプーンのメモリ2〜4の範囲で調整します。洗濯槽の大きさや汚れの程度に応じて適宜調整してください。ただし、入れすぎると泡立ちが強くなり、すすぎに時間がかかる可能性があるので注意が必要です。
漂白剤とオキシクリーンの違いは何ですか?
一般的な塩素系漂白剤と比べ、オキシクリーンは酸素系漂白剤です。塩素系漂白剤は強力な漂白・除菌効果がありますが、臭いが強く、繊維にダメージを与える可能性があります。一方、オキシクリーンは臭いが少なく、繊維へのダメージも少ないのが特徴です。また、オキシクリーンは漂白以外の汚れ落としにも効果があり、多目的に使用できます。
置き時間はどのくらいを目安にすればいいですか?
一般的には6時間程度の放置が推奨されています。この時間で十分な洗浄効果が得られますが、汚れがひどい場合は8時間程度まで延長しても構いません。ただし、ステンレス槽の洗濯機の場合、長時間の漬け置きで変色のリスクがあるため、6時間を超える放置は避けたほうが無難です。
オキシクリーンで洗濯槽のゴミ取りはできますか?
オキシクリーンは洗濯槽の汚れを浮かせる効果はありますが、大きなゴミを分解する力はありません。そのため、オキシ漬けの前後にゴミ取りネットで目に見えるゴミを取り除くことをおすすめします。また、日頃から洗濯後にゴミ取りネットを確認し、こまめにゴミを取り除く習慣をつけることで、洗濯槽の衛生状態を保つことができますよ。
洗濯機のオキシ漬けで、清潔な洗濯環境を手に入れよう!
「オキシクリーン」を使った洗濯槽の掃除で、驚くほどの効果を得られました。定期的なお手入れで、洗濯槽の衛生状態を保ち、清潔な洗濯物を実現しましょう。適切な使用方法と注意点を守れば、誰でも簡単に洗濯機を掃除できますよ。さあ、あなたも今日から洗濯機のオキシ漬けを始めてみませんか?
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
ライター:sissi(Webライター/デザイナー)