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【インタビュー】世界で培ったノウハウを地元新潟へ、SNS広告運用支援の株式会社EIGHTS(新潟市中央区)の大橋大河代表

にいがた経済新聞

株式会社EIGHTS(新潟市中央区)の大橋大河代表

株式会社EIGHTS(新潟市中央区)の大橋大河代表

直近の記事を日曜日に再掲載します
初回掲載:2024年9月26日

新潟県最大のイノベーション拠点NINNO(ニーノ、新潟市中央区)にオフィスを構える株式会社EIGHTS(新潟市中央区)は、代表取締役の大橋大河氏が率いるSNS広告運用に特化したマーケティング支援企業である。

大橋氏はシンガポールや首都圏で得たデジタルマーケティングの経験を活かし、新潟の企業に質の高い支援を提供することを目指している。世界水準のノウハウを地元企業に還元し、成長をサポートすることがEIGHTSのミッションだ。

新潟県最大のイノベーション拠点NINNO(ホームページより引用)

新潟から始まるマーケティングの挑戦

シンガポール時代の大橋氏(写真提供:EIGHTS)

大橋氏は、新潟市出身でありながらも、キャリアの大半をシンガポールで積んできた。

彼のキャリアは2014年に第四銀行(現在の第四北越銀行)に入行したことから始まる。そこで多くのビジネスリーダーとの関わりを深める中で、父と両方の祖父が経営者だったこともあり会社経営へのキャリアを志すようになる。

2017年に銀行を退職しシンガポールに渡った大橋氏は、外資企業でFacebookとInstagramの広告を担当する事となりデジタルマーケティングを学ぶ機会を得た。この経験が大橋氏のマーケティング戦略に対する深い理解を築く基礎となった。

「シンガポールでは、Facebook広告の提案や運用を日本マーケットに向けて行っていた。世界規模の企業で学んだマーケティングを、地元新潟の企業に還元できるという点で非常に貴重なものだった」と大橋氏は振り返る。

Eightsの強みは「スピード感と質」

Eightsのメンバーたち(写真提供:EIGHTS)

EIGHTSの主な事業は、Facebook、Instagram、TikTok、YouTubeなど、主要なSNSプラットフォームにおける広告運用サービスだ。SNS広告運用のプロフェッショナルとして、クライアントのビジネス課題に合った広告戦略を展開し、企業の成長を支えている。

また、SNSアカウント運用やクリエイティブ制作を含め、企業がSNSを活用して商品やサービスをプロモーションできるよう、広告のデザインからコンテンツ制作まで一貫したサポートを行っている。

EIGHTSの特徴は、少数精鋭のチームによるスピード感のある対応と高品質なサービスにある。新潟を拠点にしながらも、首都圏や全国の企業に対しても質の高いマーケティング支援を提供できるのは、代表の大橋氏がシンガポールや首都圏で得たノウハウを直接活用しているからだ。これにより、地域の枠を超えたビジネス成長を支援する力を持っている。

「少人数のチームであるからこそ、クライアントに寄り添い、迅速かつ柔軟に対応できるのが私たちの強み」と大橋氏は強調する。

新潟はまだ発展途上のSNSマーケティング

新潟県最大のイノベーション拠点NINNO(ホームページより引用)

SNS広告支援事例(写真提供:EIHGTS)

新潟の企業にとって、デジタル化やSNSを活用したマーケティングはまだ発展途上にある分野だと大橋氏は捉えている。首都圏ではSNS広告がビジネスの重要な要素となり多くの企業が取り入れている一方で、新潟の企業では「どのように運用すればいいのか」「リソースが不足している」といった相談を多く受けるという。

大橋氏は、これらの課題を解決するために、地元企業に対して積極的に支援を行っており、特に人材採用の分野でのSNS活用にも力を入れている。EIGHTSは、採用活動をデジタル化し、企業のターゲット層に合わせたSNS広告運用を行うことで、人材確保に貢献している。

また、新潟のビジネスシーンでは、対面での信頼関係を重視する文化が根強く残っており、デジタルマーケティングの導入には慎重な姿勢が多い。これに対してEIGHTSは、丁寧で信頼を重視したアプローチを取っており、地元企業のニーズに応じた提案を行っている。特に、実際に得られる結果や、どのようにして効果を最大化できるかを詳しく説明することによって、信頼を築き、導入を促進している。

今後の展望「質の高いサービスを提供し続けたい」

将来の展望を語る大橋代表

今後、EIGHTSは新潟の企業をさらに支援し、地元から全国へ、さらには世界へとビジネスを広げる企業を増やしていくことを目標としている。大橋氏は、EIGHTSを大規模な会社にするのではなく、少人数の精鋭チームで質の高いサービスを提供し続けることを重視している。大人数になると、コミュニケーションの質や対応のスピードが低下するリスクがあるため、この体制を維持しながら、クライアントの満足度を高めることに注力しているという。

また、大橋氏は新潟企業のデジタルマーケティングへの取り組みをさらに加速させ、SNSを活用した広告運用が企業の成長を支える大きな武器になると考えている。今後も地域のビジネス成長をサポートするため、最新のノウハウを提供し続ける方針だ。

大橋氏は、「顧客の要望にあった質の高いサービスをしっかり行い、クチコミで顧客を拡大していきたい。得た利益は社員にしっかり還元し、毎年社員で海外研修に行くようにしていきたい」と話した。

株式会社EIGHTS(新潟市中央区)

(文・撮影 中林憲司)

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