「相談から2カ月たっているけど…」動きのにぶい窓口対応にヒヤヒヤするも #母の認知症介護日記 171
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
父は、少し前から母・あーちゃんに「娘たちは金目当てだから信用しないほうがいい」と言うようになり、病院の付き添いも自分がやるから、娘たちは断るようにあーちゃんに迫っています。自分では判断ができなくなっているあーちゃんは、その言葉だけで大混乱……。ワフウフさん姉妹は、あーちゃんの状態を把握するためにも、病院には必ず行くと伝えましたが、あーちゃんから「お金がかかるから注射は行かなくていい」と父に言われてしまったと報告があり、ワフウフさんは驚がく。さらに、あーちゃんが保険証や診察券が入ったお財布が見つからないと言いだし、大混乱……。ワフウフさんは、まさか父が実力行使で通院を阻止しようとしている!? と勘繰ってしまうのでした。
病院にも相談すると…
保険証や診察券が入ったお財布がなくなったことで、あーちゃんはパニック状態。ワフウフさんが電話口で必死になだめ続け、なんとか高齢者乗車券を使ってとりあえず病院に来てもらうという話で落ち着きました。その後、ワフウフさんから報告を受けた姉・なーにゃんも忙しい仕事の合間にあーちゃんに電話。思っていたよりもしっかり会話ができていて、安心していたのですが……。結局あーちゃんは何もかも忘れてしまっていたようで、振り回されたワフウフさん姉妹は、必死になだめたり隙間時間で電話をかけたりしていたあの時間は何だったのかとグッタリです……。
あーちゃんの介護認定の結果が予定よりも遅れると、区役所から手紙が届きました。念のため、父が介護認定の取り下げをしていないか、地域包括支援センターの担当者に確認をしたところ、取り下げられていないことがわかりひと安心。しかし、同時に地域包括支援センターがまだ区役所と何の連携も取っていないことも判明しました……。
最初に相談してからもう2カ月たちますけど……?
父は窓口でこう宣言したことで、介護認定を取り下げたと思っているのかも……? ひとまず、取り下げられていなかったのはよかったです!
あーちゃんに対し、こんなふうに言っていた父。付き添いは自分がするから私たち娘の付き添いは断るようにあーちゃんに迫っていたようですが、結局病院には来ませんでした。
あーちゃんは無事、高齢者無料乗車券を使って、バスで病院まで来ました。手ぶらでね……。
もし私がいなかったら、お財布もないのにお支払いはどうするつもりだったんだろう……。
このところ、父が私たち姉妹とあーちゃんを会わせないよう、必死になって動いているので、あーちゃんの薬を持ち帰られては困ると思い、窓口に相談することに。
……と、こんな感じのことを訴えたところ、窓口の人はすぐに対応してくれて、先生にも話しておいたほうがいいと、予約をしていないのに診察の順番を入れてくれました。
実は、糖尿病のかかりつけ医に若干の不信感を抱いている私。話しておく意味があるのか疑問に思っていたのですが……。
思いのほか親身に話を聞いてもらえて、私は誤解していたのかも? とちょっと反省……。
区役所から、介護認定の結果が出るのが遅れるという手紙が届きました。あーちゃん宛ての郵便物が転送されるように届けを出したことで、こういった大事な通知を漏れなく受け取れるようになったのは大きいです。父が受け取っていたら、きっと私たちには結果を教えてくれないだろうから……。ちなみに、私たち姉妹は父が介護認定の取り下げをしているのではないと心配していましたが、地域包括支援センターの担当者に確認をしてもらったところ、取り下げられてはいませんでした! よかった……! でも、同時に地域包括支援センターが相談してから2カ月近くたつというのに、区役所と何の話し合いもしてくれていないことも判明し、ガッカリ……。
そんな中、インスリン注射の日。あれだけ自分が付き添うと豪語していた父は、結局病院には来ませんでした。あーちゃんは、本当に何も持たずに高齢者無料乗車券でバスに乗って病院へ来ました。何も持たずに出かけるなんて不安だっただろうに、私の顔を見るなり「毎回付いてきてくれなくても大丈夫」とニッコリ。それじゃあ、今日はどうやって病院のお支払いをするつもり……??
父の暴走が止まらない今の状況だと、あーちゃんの薬を父がもらって持って帰られてしまっては困ると思い、処方箋を渡してくれる病院の窓口で相談してみました。ありがたいことに、すぐに対応してくれて、念のために先生にも話しておいたほうがいいと、予約もしていないのに診察の順番を入れてくれました。正直、糖尿病のかかりつけ医はあまり信用していなかったのですが、思いのほか親身に話を聞いてもらえたので話してよかったです!
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相談しているのは自分だけではないというのはもちろん理解していますが、最初の相談から2カ月がたち、定期的に相談をしているにもかかわらず、何も動いてもらえなかったのは残念ですね……。父の暴走っぷりを見ていると、1日も早く対応してほしいところですが……。でも、病院のほうはすぐに対応してくれてよかったです。父がいつ病院に付き添ってくるかわからないので、早めに相談できて安心したのではないでしょうか。
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