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【リアル給与明細】54歳、薬剤師。物価高で老後が心配……。いくら貯めればいいですか?【FPが解説】

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【リアル給与明細】54歳、薬剤師。物価高で老後が心配……。いくら貯めればいいですか?【FPが解説】

読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【54歳 薬剤師】

【画像】54歳、薬剤師の給与明細を見る

【リアル給与明細】54歳、薬剤師の場合

プロフィール

54歳、男性
薬剤師

▼現状
仕事内容は、病院での薬剤師業務。
労働時間は月200時間、残業は60時間。
ボーナスは300万円程度。

【相談内容】子どもが社会人になったので、老後資金を準備したいと考えています。少し前に老後2,000万円問題といわれていましたが、その後物価高が加速していて、どのくらい貯蓄すればいいのか見通しが立ちません。

解説するのは……

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?

質問者さんは、お子さんが社会人になったので、老後資金の準備をしようとお考えなのですね。

ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。

質問者さんの現在の収入を年収換算すると約1,134万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の薬剤師の平均年収は約690万円*です。

*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

このことから、質問者さんのお給料は、平均よりもかなり高い水準だといえます。

老後資金の目安を計算!物価上昇にも対応する準備とは

質問者さんは、お子さんが独立され、老後資金の準備を本格的に考えているのですね。
かつて「老後2,000万円問題」という言葉が話題になりましたが、実際に必要な老後資金は人それぞれ異なります。

老後資金は「(生活費−年金)×老後期間」で計算できる

必要な老後資金を知るには、生活費と受け取れる年金額の差額をもとに計算します。

・ステップ1 ▶ 毎月の支出を把握
家計簿アプリなどを活用して、現在の生活費を確認しましょう。

・ステップ2 ▶ ねんきんネットで年金額を確認
将来の年金受給額を調べ、毎月の収入と支出の差額を計算します。

・ステップ3 ▶ 老後の期間を決めて必要額を計算
例えば、毎月の生活費が30万円、年金が25万円、65歳で退職して80歳までの老後資金を計算する場合は、(30万円−25万円)×180ヶ月(15年)=900万円となります。

このようにご自身の生活に即した金額で計算することで、基本的な老後に必要な金額の目安がわかりますよ。

物価上昇を考慮した計画を立てる

物価が上がると、現在の計算だけでは不足する可能性があります。
ライフプラン表を作成し、将来の支出をシミュレーションしましょう。

・ライフプラン表とは?
今後の収入と支出を時系列でまとめた表です。
インターネット上のシミュレーションサイトを使うと簡単に作成できます。

・物価上昇率を反映
例えば、年2%の物価上昇を想定すると、15年後には支出が1.35倍になる計算です。
先ほどの900万円も、物価上昇を考慮すると約1,215万円が必要になります。

このように、物価上昇率を加味して老後資金を準備しておけば、老後のインフレに備えられますよ。

まとめ

stock.adobe.com

・質問者さんのお給料額は、平均よりもかなり高い水準です。

・老後資金は「(生活費−年金)×老後期間」で計算することができます。

・物価上昇を加味した老後資金の計算は、ライフプラン表を使ってシミュレーションしましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

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