馬上弓くらべ 全国の強者 来たる 4月5・6日、ひよどり山キャンプ場で
疾走する馬に乗り、迫力の武芸を披露する「北条流鏑馬(やぶさめ)八王子城・滝山城馬上弓くらべ大会×日本歴史伝統文化」が4月5日(土)、6日(日)に八王子市内で行われる。会場は八王子ひよどり山キャンプ場(大谷町)。時間は午前10時から午後4時まで。主催は八王子馬上弓武道推進委員会(馬場青雲会長)、NPO法人地域住民の安全生活応援団(久保良喜理事長)。
馬上弓くらべとは、伝統的な儀式の流鏑馬を気軽なスポーツとして楽しもうと誕生したもの。和種の馬にまたがり120メートルの直線コースを駆け抜け、2つの的を弓で射る。このときのタイムと的の点数で競う大会だ。
今回で3回目の開催となるこの催しは、北条家ゆかりの姉妹都市・小田原市と、和種馬文化の振興に尽くす関係者の協力のもと、2019年に初開催された。以来、小田原市と八王子市による市民交流事業として行われている。
同大会では全国から競技者を公募。初級者から上級者まで各地域から参加する予定だ。5日はクラス分けした競技大会が行われ、6日は解説ありのデモンストレーションや参加選手のインタビューなどを実施。初めての観覧でもわかりやすく魅力を伝える試みだ。
日本の武道や文化を身近に
会場では乗馬体験のほか、日本の伝統的な古武道や居合、抜刀、忍術、殺陣などの演武も披露。また、和太鼓や日本舞踊、法螺貝演奏、野点のお茶会なども予定しており、伝統的な日本文化にも触れられる。このほか野菜や食品販売・飲食ブースもあるので、多世代で楽しめる催しとなっている。
主催者は「武田信玄の息女・信松尼(松姫)と、その窮地を救った八王子城城主・北条氏照公の有縁の地である八王子で、現代の『平和の騎士・武将たち』の雄姿をご覧ください」とコメントしている。
一般参加者用の駐車場はないため、主催者は公共交通機関での来場を呼びかける。
イベントに関する問合せは事務局(石本久雄事務局長)【電話】090・1859・4589。