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<パジャマ登園アリ?ナシ?>イヤイヤ娘に先生「約束したよね?」私のせいで叱られた!【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私はアカネ。小学生のカズキとサエ、そして2歳のユイを育てています。夫は朝早い仕事のため、私がいつも出勤前に小学生2人を送り出してユイを保育園へ送っていきます。のんびりやのカズキを急き立て、宿題嫌いのサエに登校の準備をさせて、正直なところ時間の余裕などまったくありません。そこへ末っ子ユイの「イヤイヤ期」が始まりました。3人めの子どもとはいえ、付き合いきれないと感じる場面が増えてきたのです。そして今日も……。

8時前にカズキとサエを見送り、私は8時半の電車に乗る予定です。すぐにでもユイを連れて登園したいのですが、ユイは朝ご飯の食べこぼしがついたパジャマのまま……。着替えのことでいつも時間を取られてしまうので、「もうこのままで行こう」と思いました。

私は先日、朝の着替えに困っていることをマキコ先生に相談していました。そのときユイは先生に言われて「おうちでちゃんとお着替えしてくる」と約束をしたのです。怒られたユイはうつむいて泣きだし、私は胸がつぶれそうな思いでした。

私は泣いているユイをマキコ先生にお任せし、駅に向かうためその場を去りました。自転車を走らせながら、ユイの泣き顔が頭にうかんで涙が出てきます。 ユイが先生と「園に来るときは着替えてくる」と約束したことはわかっています。 でも親子でいろいろ工夫しながら、それでも無理だったのです。 いきなり怒ったりせずに、こちらの事情もくんでほしかった……。 自分がユイにつらい思いをさせてしまったという反省もあり、悔しさと悲しさでいっぱいになります。 仕事を始めるまでに気持ちを切り替えなければと思いながら私は、駅の駐輪場に自転車を停め、電車に乗って会社へ向かったのでした。

【先生の気持ち】お着替えしない理由は?保護者に伝えると……

私はマキコ。保育園で働いていて、現在はかわいい2歳児クラスの担任です。イヤイヤ期と呼ばれる子どもたちの主張を聞いたり、個性を観察したりしていると微笑ましいです。ユイちゃんもそんな個性派のひとり。最近は着替えが苦手で、よくパジャマのまま保育園へ来るようになっていました。そして私は先日ユイちゃんのお母さん・柏原さんから相談を受け、ユイちゃんと「朝きちんと着替えてからこようね」と約束をしたのです。

今朝ユイちゃんをパジャマのまま連れてきたお母さんは気まずそうでした。私の言葉に顔をくもらせ、そそくさと立ち去ってしまったのです。私は決してユイちゃんやお母さんを責めたかったわけではありません。フォローしなければ……。

お迎えの時間。ユイちゃんのお母さんは思いつめた様子でお迎えに来ました。泣き出してしまったユイちゃんのことが、仕事をしていてもずっと心配でたまらなかったのでしょう。私は、朝の自分の対応で傷つけてしまったことを謝りました。

お母さんはおじぎをすると、ユイちゃんと手をつないで園の駐輪場へ向かいました。きっとこれから帰って夕飯づくりをし、きょうだい3人と忙しい時間を過ごすのでしょう。 余裕のないなかで子どもと向き合うのは、プロの保育士である私たちにとっても簡単なことではありません。お仕事を抱えながら子育てをする保護者ならなおさらのことです。それに園ではお利口に過ごしているユイちゃんだって、家ではママに甘えたい気持ちをぶつけているはずです。 そんなわが子と向き合いながら頑張っている保護者の味方でありたい。私は今朝、ユイちゃんに投げかけてしまった一言を反省しながら、明日も仕事を頑張ろうと思いました。


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