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【今週の『ONE PIECE』の話題は?】キャラ濃っ! 神の騎士団新メンバーがお披露目! シャンクスが左腕を失った理由には五芒星(アビス)が関係か?<1140話>

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。

未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載27年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。

2月24日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1140話“スコッパー・ギャバン”では、ギャバンの強力な覇気がルフィたちに襲い掛かりました。後半では「神の騎士団」の新メンバーも登場! 本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。

※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1140話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。

 

 

ギャバンの覇気がすごい! ルフィとゾロの共闘も熱かった

前話のラストにギャバンから仕掛けられたルフィの“力試し”シーンからスタートした1140話。

鍵に「武装色の覇気」をまとわせてルフィを攻撃したかと思えば、ルフィをぞわっとさせるほど強い「覇王色の覇気」をまとい、斧二刀流の技「八十梟帥(やそたける)」を繰り出し、たった数ページながらギャバンの強者っぷりが存分に発揮されていました。

いざゾロも参戦しようというところでさっさと降参したギャバンでしたが、この間にルフィの戦闘能力や資質、人間性、船員(クルー)のレベルまでしっかり確認しきった様子。じゅうぶん信用し未来を託せると感じたようです。

短い戦闘シーンながら「ギャバンめっちゃ強い!」「ギア5のルフィが初っ端からこんなにやられてるの初めてなんじゃないか!?」「伝説のジジイが登場するとなんでこんなにワクワクさせられるんだろう」など読者を湧かせたギャバンでした。

“海賊王の左腕”であったギャバンがこれだけの覇気使いであるならば、未来の海賊王・ルフィにとっての左腕となるサンジにも「覇王色の覇気」が覚醒する瞬間が訪れるかもしれませんね。

また、一連のシーンでは、ルフィの危機にゾロが飛び出し「やるぞゾロ!!」「あぁ」と共闘体勢になったのも見どころ。仲間になった日のルフィとゾロを思い出すようでもあり、いつかのロジャーとレイリーのようでもあり、“海賊王とその右腕”の阿吽の呼吸が伝わる胸熱な瞬間でした。

 

キャラ濃すぎな「神の騎士団」新メンバーがお披露目! 軍子の反応がかわいい……!

そしてストーリー後半では、「神の騎士団」の新メンバーがお披露目となりました。

今回登場したのは「ソマーズ聖」と「キリンガム聖」の2名。ソマーズ聖は五老星のピーター聖と同じ「シェパード家」、キリンガム聖は初めて名前の登場する「リモシフ家」の天竜人です。この2名に関してはシャムロックや軍子と違い名前に「聖」の字がつくようです。

ソマーズ聖は一見するとマーズ聖と関係があるかのように感じてしまいますが、シェパード家の天竜人ということでピーター聖との関係が気になるところ。年齢差がどのくらいなのかも知りたいですよね。

キリンガム聖は人型ながら首から上は名前のごとく想像上の生物である「麒麟」の姿をしているのが印象的。「幻獣種 麒麟」の悪魔の実を食べているのかもしれませんね。

そんなソマーズ聖とキリンガム聖、唐突に召喚されてしまったためかソマーズ聖はハート柄のパンツ姿のまま家のソファごと、キリンガム聖は遅刻に焦りドタバタと登場。さらに軍子は下着姿のソマーズを聖見てか背を向け顔を赤らめていました(軍子も下半身は似た格好なのに……と思ったのはさておき)。

「神の騎士団」といえば、常に冷静沈着と見受けられるガーリング聖やシャムロックの印象が強かったためか、その他メンバーの意外な人間味やクセの強さにどこか安心感がありました。SNSでは読者からも「まーたキャラ濃いの出てきた」「なんかおもろいのいるな」「どんな敵でもキャラ濃いの絶対いるの好き」「これでえげつない能力持ってるんだろうな」との感想があがっていました。

また、ソマーズ聖の下着姿にたじろぐ軍子の姿から、彼女にとってフランキーは脅威になりうるのではないか?という声も。麦わらの一味vs「神の騎士団」が本格的にスタートしたら、フランキーの唯一無二の“変態スタイル”は軍子に勝利する鍵となるかもしれません。

 

「五芒星(アビス)」を通るのには“マーク”が必須。シャンクスが左腕を失ったことにも関連か

キリンガム聖いわく、五老星や「神の騎士団」が召喚されるあの魔法陣は「五芒星(アビス)」と呼ばれるもので、“マーク”のない者は「五芒星(アビス)」を通ることができないそう。

“マーク”とは、おそらく下着姿のソマーズ聖の左腕にあったタトゥーのことでしょう。同様のタトゥーが他の「神の騎士団」メンバーや五老星にも入っていると考えられます。

そんな中、シャンクスの左腕にもその“マーク”があったのではないか?とする考察が浮上中。

シャムロックによれば、シャンクスは一度聖地マリージョアに戻ってきたとのこと。ですが、軍子のソマーズ聖とキリンガム聖召喚の様子を見ると、ほぼ強制的に五芒星(アビス)を通すことも可能と見受けられます。であれば、シャンクスの左腕に“マーク”があったなら地上で海賊をしたいと願うシャンクスの思いを無視してマリージョアに強制送還するということもできてしまうということ。

そんな呪縛から逃れるために、左腕を失うというのは「ルフィを守り海の恐ろしさを伝える」という真意があったのはもちろんのこと、ある意味ではシャンクスにとっても都合が良い行動だったのではないか?と考察されているのです。

ロジャーの胸でシャンクスが泣いたとき、シャンクスともあろう大海賊が最弱の海“東の海(イーストブルー)”の海王類にたやすく腕をくれてやったとき……そこにはシャンクスの左腕の“マーク”が関係していたのやもしれません。真相が明かされるのが楽しみですね。

 
[文/まりも]

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