もう余らせない!「梅干し」を使いやすくする“ストック術”「手が汚れない」「かなり使える!」
冷蔵庫の奥で眠ってしまいがちな梅干し。すぐには食べないけれど、いざというときに使いたい……。そんなときに便利なのが「冷凍保存」です。梅干しが固くならないうえに、料理にもぐっと使いやすくなります。今回は、手間を減らして使い勝手が良くなる“たたき梅ストック”の作り方をご紹介します。
今すぐ食べない分は冷凍が便利!「たたき梅ストック」
冷蔵庫のすみに、使い忘れた梅干しが眠っていませんか。頻繁には使わないから、余ってしまう……。そんなときにおすすめなのが「梅干しの冷凍保存」です。
梅干しは冷凍しても固くなりにくく、手軽に使えます。
特に「種ぬき梅(種なし梅)」を使い、包み方を工夫すれば、あとから刻む手間もなくなります。
ラップの包み方がコツ
冷凍するときは、ひと粒ずつ。ラップの使い方を工夫すると時短になります。
1. ラップを広げ、梅干しを並べます。
このとき、上下左右の間隔を少し広めに取るのがコツ。間隔が狭いと、ラップからはみ出してしまうおそれがあります。
2. 全体に並べ終えたら、上からもう1枚ラップを重ねます。
3. ラップごと縦・横にハサミを入れて1粒ずつに分けると、使いやすい小分けパックになります。なるべく空気を抜くようにしましょう。
4. ラップごと保存容器に入れて冷凍庫へ。製氷皿のような仕切りのあるタイプが便利。
たったこれだけで、「使いたい分だけ取り出せる“冷凍たたき梅ストック”」が完成です。
使い方いろいろ!凍ったまま使えて便利
冷凍した梅干しは、凍ったままスプーンの背で軽く押すだけでかんたんにつぶすことができます。刻む手間が省け、忙しい朝やちょい足し調理にぴったり。
わが家では、お茶漬け、うどん、スープ、和えもの、炒めものなどに凍ったまま使っています。手を汚さずすぐに「たたき梅」にできるようになったら、梅干しを使うハードルも下がりました。
保存期間は、塩分濃度によって異なります。塩分濃度が高いものはもともとの賞味期限より長く保存できるようですが、塩分濃度が低い場合はパッケージに記載された賞味期限を目安にすると安心です。
ただし、半年以上の保存になると、風味が落ちる可能性があるので注意が必要です。おいしく食べきるには、必要以上に大量に冷凍せず、今食べない分を冷凍するようにしましょう。
冷蔵庫の奥で眠っていた梅干しも、冷凍ストックで大活躍します。今すぐ食べない分は、ぜひ冷凍してみませんか。
三條 凛花/エッセイスト、整理収納アドバイザー