ひたちなか海浜鉄道の延伸計画が大きく前進 「国営ひたち海浜公園」へのアクセスも便利に!
茨城県のひたちなか市を走る第三セクター・ひたちなか海浜鉄道は今月19日、ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸事業について、第1工区の工事施工認可を取得したと発表しました。
湊線はJR常磐線と接続する勝田駅から終点・阿字ヶ浦駅間までの14.3kmを結ぶ路線です。沿線にはネモフィラやコキアで知られ、年間200万人が訪れる「国営ひたち海浜公園」があり、阿字ヶ浦駅から公園への延伸が計画されていました。
【参考】ひたちなか海浜鉄道阿字ヶ浦駅からの延伸を国交省が許可 2024年春開業目指す(※2021年1月15日掲載記事)
https://tetsudo-ch.com/11100895.html
しかしながら、コロナ禍や物価高騰の影響で延伸計画が見直されます。新たな計画では、延伸工事を2段階に分け、新駅をひたちなか海浜公園南口ゲート付近と西口ゲート付近にそれぞれ設置する方針となりました。
今回工事施工認可が下りたのは、阿字ヶ浦駅からひたちなか海浜公園南口の新駅までの1.4kmを結ぶ「第1工区」です。ひたちなか海浜鉄道は2024年3月に第1工区の工事施工認可を申請しており、今月18日付けで取得しています。第1工区の事業費は59億2300万円、事業期間は2025年度~2029年度。