幸警察署 大規模地震想定し訓練 市民館で
幸警察署は11月29日、首都直下型地震を想定し、署の施設が使えなくなった場合の代替施設設置訓練を幸市民館(幸区戸手本町)で行った。
訓練では区内各所にいるという体裁の情報隊から、被害状況や安否確認が警備本部に報告された。警察官らは情報をホワイトボードに書き込んで精査したり、危険度順に並んだトレーに書類を仕分けしたりして状況を確認。中には信号機が転倒しているため、警察官が手信号で対応しているといったものも。訓練とはいえ緊迫した雰囲気の中、本部は機動隊への派遣要請や、情報収集のために夢見ヶ崎方面へドローンを飛ばすといった指示を出した。
福田博之署長は「今後発生が懸念されている大規模地震や、激甚化する災害に備え、想定外をなくす訓練を継続して実施し、対処能力の向上に務めて参ります」と話した。