明治大ラグビー部が優勝した大学選手権の決勝戦スコア、日本一13度の足跡
大学選手権で13度優勝
明治大学ラグビー部は1923年に創部され、東西大学対抗として行われた1963年までに8度、1964年から始まった大学選手権で13度の優勝を誇る。1975年度は日本選手権も制した。
明治大が大学選手権で優勝したシーズンを振り返ってみたい。優勝年度の監督と決勝戦スコアは以下の通りとなっている。
1975年度は松尾雄治を擁して日本選手権優勝
明治大を長らく率いたのが「御大」と呼ばれた北島忠治監督だ。1929年に明治大卒業と同時に監督就任し、1996年に死去するまで67年間も指揮を執った。
「前へ」を合言葉に重戦車FWで押しまくるチームカラー。力強く迫力満点のプレースタイルはいつの時代も観衆を魅了してきた。
そんな明治大が大学選手権で初優勝したのが1972年度。対抗戦2位ながら大学選手権決勝で早稲田大を13-12で破り、頂点に立った。
1975年度は4年生になったSO松尾雄治を擁し、決勝で早稲田大を18-7で下して優勝。日本選手権でも三菱自動車工業京都を37-12で破って日本一に輝いた。
1985年度は対抗戦に続いて大学選手権決勝でも慶応義塾大と引き分け、両校優勝。抽選で日本選手権に出場した慶応義塾大がトヨタ自動車を下して日本一となった。
1988年度もシナリ・ラトゥらトンガの留学生を擁する大東文化大と13-13の引き分けで両校優勝。トライ数で上回った大東文化大が日本選手権に出場したが、神戸製鋼に敗れた。
元木由記雄は4年間で3度の優勝
大阪工大高(現常翔学園高)から鳴り物入りで入学した元木由記雄が在籍した1990年代前半は無類の強さを誇った。
吉田義人主将が引っ張り、元木が1年生だった1990年度決勝は早稲田大を16-13、翌1991年度は大東文化大を19-3、元木が4年生で主将を務めた1993年度は法政大を41-12で撃破。元木は4年間で3度の優勝を果たした。
1995年度も早稲田大に43-9の大勝で優勝したが、1996年5月に北島忠治監督が死去。後任に就いた寺西博監督の下、同年の対抗戦で優勝すると、大学選手権決勝でも32-22で早稲田大を下して頂点に立った。
その後は長らく頂点から遠ざかったが、2018年度に田中澄憲監督の下、大学選手権決勝で激突した天理大との熱戦を22-17で制して優勝。13度目の大学日本一に輝いた。
2024年度の対抗戦では、100回目の早明戦に24-27で敗れるなど3位だったが、大学選手権準々決勝では関西王者の天理大に24-21で勝利。大学選手権3連覇中の帝京大と準決勝で激突する。
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記事:SPAIA編集部