話題作がずらり!今夏、日本の劇場で楽しめる韓国映画ラインナップ10選
2025年の夏、日本の劇場には話題の韓国映画が続々と上陸中。
昨年韓国で公開され、多くの注目を集めた秀作が、いよいよ日本でもスクリーンに登場します。
中には公開を心待ちにしていたファンが多い人気作や、劇場でしか味わえない感動作も。
すでに上映が始まっている作品もあるため、スケジュールは各劇場の公式サイトで要チェック!
そこで本記事では、この夏日本公開される韓国映画10作品を一挙にご紹介します。(2025年7月4日現在)
(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月~3月公開 No.1韓国ドラマはこれ!
『ヒットマン リサージェンス』(2025/119分)
1作目は、6月13日より日本公開されたクォン・サンウ主演の人気アクション映画の続編『ヒットマン リサージェンス』。
2020年に公開された『ヒットマン エージェント:ジュン』から5年ぶりの帰還となる本作では、スランプ中の漫画家ジュンがもしも自分が“悪役”だったらという視点で描いた漫画をきっかけに、国家と家族を守るため戦いに身を投じる姿が描かれています。
前作に続き、チョン・ジュノ、イ・イギョンら豪華キャストが勢ぞろいし、さらにはチェ・ジウがカメオ出演を果たしたことでも話題に。
前作同様、アクションと笑いの絶妙なバランスで観客を魅了するエンタメ性の高い作品に仕上がっています。
スピード感とユーモアが交錯する、韓国式“ヒットマン・コメディ”を劇場でぜひ。
●キャスト:クォン・サンウ、チョン・ジュノ、キム・ソンオ、ファンウ・スルヘ、イ・イギョン 他
●日本公開日:2025年6月13日~
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』(2024/118分)
2作目にご紹介する作品は、『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』。
昨年10月に韓国で公開された本作は、キム・ゴウンとノ・サンヒョンが主演を務めた現代の都市を舞台にしたヒューマンドラマ。
人気連作小説の一編『ジェヒ』を原作とし、「普通」に馴染めない2人の男女が支え合いながら生きていく姿を繊細に描いています。
自由で奔放なジェヒと、穏やかで内省的なフンスという対照的な2人が、ある出来事を機に“特別な契約”を交わし共同生活を始める中で、自分らしさを模索していきます。
本作は韓国の商業映画では初とも言われる現代背景のクィア作品として注目され、完成度の高い演技とストーリーに評価が集まりました。
キム・ゴウンは『第25回今年の女性映画人賞』演技賞を、ノ・サンヒョンは『第45回青龍映画賞』新人男優賞など数々の賞を受賞しています。
●キャスト:キム・ゴウン、ノ・サンヒョン、チョン・フィ、オ・ドンミン、チャン・ヘジン 他
●日本公開日:2025年6月13日~
『プロット 殺人設計者』(2024/99分)
3作目は、昨年5月に韓国で公開されたクライム・サスペンス『プロット 殺人設計者』をご紹介。
本作は、依頼された殺人を事故死に見せかけて遂行する“設計者”ヨンイルが、予期せぬ事件に巻き込まれていく様子を描いています。
殺しを事故に“設計”するという斬新な設定のもと、ヨンイルを取り巻く状況は一転し、設計者たち自身が命を狙われる展開へ。
主演のカン・ドンウォンをはじめ、イ・ムセン、イ・ヒョヌク、タン・ジュンサンら実力派俳優たちが作品に深みを与えます。
緻密なプロットと緊迫感のある映像が魅力の、息を呑むサスペンス作品です。
●キャスト:カン・ドンウォン、イ・ムセン、イ・ミスク、イ・ヒョヌク、タン・ジュンサン 他
●日本公開日:2025年6月20日~
『脱走』(2024/94分)
4作目に紹介する作品は、昨年7月に韓国で公開されたサバイバル・スリラー『脱走』です。
本作は、わずか2日間という限られた時間の中で、命懸けの脱北に挑む軍人の決死の逃走劇をスリリングに描いています。
主演のイ・ジェフンを筆頭に、ク・ギョファン、ホン・サビンといった実力派俳優たちが緊迫感あふれる演技で物語を牽引。
追う者と追われる者の心理戦や予測不能な展開に、ハラハラドキドキが止まりません。
スピード感と切迫感に満ちた本作は、韓国映画の骨太な魅力が詰まった一本です。
●キャスト:イ・ジェフン、ク・ギョファン、ホン・サビン、ソ・ヒョヌ、イ・ソンウク 他
●日本公開日:2025年6月20日~
『秘顔-ひがん-』(2024/115分/R18+)
5作目は、昨年11月に韓国で公開されたサスペンス・スリラー『秘顔-ひがん-』をご紹介します。
本作は、人間の内に潜む“秘めた顔”を暴き出していく、予測不能な展開が魅力の一作となっています。
情欲に溺れる男と女、そしてそんな2人を見つめる男の婚約者。三者三様の秘密が複雑に交錯。
主演のソン・スンホンが6年ぶりの映画出演で見せる張り詰めた演技も見どころです。
欲望と裏切りの果てに浮かび上がる“真実”とは・・その一部始終にご注目ください。
●キャスト:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン、パク・ジヨン 他
●日本公開日:2025年6月20日~
『ハルビン』(2024/114分)
6作目に紹介するのは、昨年12月に韓国で公開され、観客動員数約491万人を記録した話題作『ハルビン』です。
本作は、1909年に中国・ハルビンで実際に起きた歴史的事件をもとに、祖国の独立を目指す人々の闘いを描いたサスペンス。
ヒョンビンをはじめ、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウク、リリー・フランキーら豪華キャストが集結。
6月27日には日本公開を記念して、ジャパンプレミア&舞台挨拶も開催され話題となりました。
壮大なスケールで描かれる、熱き信念と覚悟の物語をぜひ劇場でご体感ください。
●キャスト:ヒョンビン、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、パク・フン 他
●日本公開日:2025年7月4日~
『消防士 2001年、闘いの真実』(2024/106分)
7作目は、昨年12月に韓国で公開された『消防士 2001年、闘いの真実』。
観客動員数約385万人を記録した感動の実録ドラマである本作は、2001年3月に韓国で実際に起きた「弘済洞火災惨事事件」を題材に大規模火災に立ち向かい、命を懸けて人命救助に奔走した消防士たちの知られざる闘いが描かれます。
主演はチュウォン、クァク・ドウォン、ユ・ジェミョンと実力派俳優がそろい、胸を打つ熱演を披露。
真実を知ることが、彼らの勇気と犠牲を記憶に刻む第一歩──劇場でぜひその熱き瞬間を目撃してください。
●キャスト:チュウォン、クァク・ドウォン、ユ・ジェミョン、イ・ユヨン、キム・ミンジェ 他
●日本公開日:2025年7月4日~
『三日葬/サミルチャン』(2024/95分)
8作目は、昨年11月に韓国で公開された戦慄のホラー映画『三日葬/サミルチャン』をご紹介します。
主演はベテラン俳優パク・シニャンとイ・ミンギ。深い悲しみと恐怖を繊細に演じ切っています。
韓国の伝統的な葬儀「三日葬」をモチーフに、最愛の娘の死をきっかけに始まる3日間の地獄が描かれます。
心臓外科医の父チャ・スンドは娘の命を救うため自ら移植手術を行いますが、その直後から娘の様子が一変。
愛ゆえの選択が招いた恐怖・・その結末を、ぜひ劇場でご体感ください。
●キャスト:パク・シニャン、イ・ミンギ、イ・レ 他
●日本公開日:2025年7月25日~
『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』(2025/101分/PG12)
9作目は、今年2月に韓国で劇場公開されたばかりの話題作『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』をご紹介。
主演は俳優としても活躍するジニョンと、映画初出演にして初主演を務めたTWICEのダヒョン。
台湾映画『あの頃、君を追いかけた』を原作に、模範生のソナに恋をしたジヌが、すれ違いと成長の中で“本当の気持ち”に向き合っていく姿を描いた青春ロマンス。
K-POPファンにとっても見逃せない、甘く切ないラブストーリーとなっています。
●キャスト:ジニョン、ダヒョン、ソン・ジョンヒョク、イ・ミング、イ・スンジュン 他
●日本公開日:2025年8月8日~
『大統領暗殺裁判 16日間の真実』(2024/124分)
最後にご紹介する作品は、昨年8月に韓国で公開された歴史サスペンス『大統領暗殺裁判 16日間の真実』です。
1979年、朴正煕大統領が暗殺された事件と、その後の軍事クーデターを軸に、渦中にいた3人の男たちの葛藤を史実に基づいて描いています。
主演はチョ・ジョンソク、ユ・ジェミョン、そして本作が遺作となったイ・ソンギュンさん。
わずか16日間で下された判決の裏に潜む真実と、不正に操られた裁判の行方。大統領暗殺から軍事クーデターまでの激動の47日間を、史実をもとにスリリングに描いた重厚なサスペンスです。
巨大権力に立ち向かう者たちの姿を通して、韓国現代史の深層に迫ります。
●キャスト:チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン、ウ・ヒョン、イ・ウォンジョン 他
●日本公開日:2025年8月22日~
(ライター/ダンミ 編集部)