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【大阪・関西万博から足を延ばして】万博以上の発見と体験⁉ 「とっとリアル・パビリオン」へ行こう

さんたつ

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2025年10月13日まで開催中の「大阪・関西万博」。万博に出かけたら、せっかくならちょっとどこかへ足を延ばしたいところ。そんななか、関西からのアクセスもよい鳥取県では、県全体を万博のサテライト会場とみなして、地域の魅力を発信している。

万博以上の発見と体験 ⁉「とっとリアル・パビリオン」へ行こう

大阪から特急列車で2時間半。万博の人気パビリオンに並ぶ間に着いてしまう(?)、関西広域連合の一員でもある鳥取県。日本海や山岳地帯など変化に富んだ絶景を望み、温泉、グルメの宝庫でもある。まさに五感でふれて味わえる、“リアルな鳥取のパビリオン”が待っているのだ。

県は大きく東部・中部・西部に分かれ、地域ごとに気候や風土、食文化までも異なる。

東部には鳥取砂丘があり、ラクダに乗ったり、パラグライダーやセグウェイ体験ができたりとアクティビティが充実。一帯はユネスコの山陰海岸ジオパークにも認定されている。

鳥取砂丘は砂だけではない。各種アクティビティのほか『砂の美術館』も。

中部はいま熱いエリアといえるだろう。2025年3月に倉吉市で県立美術館がオープンし、アート好きの間で注目されている。

白壁土蔵群、三朝(みささ)温泉なども「レトロで映える」と人気再上昇。そして、泣く子も黙る断崖絶壁の国宝「三徳山三佛寺投入堂」は、やはり実物を目にすると足がすくむほどスリリング。

標高900mの三徳山にある三佛寺。投入堂までの道は、クライミングに近いので覚悟のうえで!

西部へ行くとまたぐっと雰囲気が変わり、大山(だいせん)のダイナミックな自然が広がる。1709mを誇る中国地方最高峰で、西日本最大級のブナの原生林が広がるなか、大山の自然と信仰を学びながら体感できる「ブナの森ウォーク」も人気。

また、境港では「水木しげるロード」で妖怪が迎えてくれる。

伯耆(ほうき)富士と呼ばれ、地元でも親しまれている大山。

現地ならではの「食」も、エリアやシーズンごとに多彩。岩ガキに白イカにモサエビ、とうふちくわ、牛骨ラーメン、鳥取和牛……。

とても回りきれないし食べきれない? 大丈夫。こちらのパビリオンは、万博が終わっても続くので、シーズンごとに“ご来場”を。

とっとリアル・パビリオン

特設サイト(https://tottoreal-pavilion.jp/)では、300を超える観光コンテンツを発信中!

【大阪・関西万博】無限砂丘で宝探し⁉ 大阪・関西万博 鳥取県ゾーン

関西パビリオン内に出展。鏡面で囲った空間に鳥取砂丘の砂を敷き詰めた「鳥取無限砂丘」で、虫眼鏡デバイスを使って観光・グルメ・工芸などのアイテムを発見する「鳥取魅力名探偵」体験ができる。また、水木しげる氏、谷口ジロー氏、青山剛昌氏のマンガ作品に関する展示なども。

取材・文=猫田しげる
『旅の手帖』2025年8月号より

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