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腰痛を経験したゴルファーは全体の9割 腰痛対策をしっかりとしてゴルフのベストシーズンを楽しもう!

舌肥

今の若い世代の人はどうだかわからないが、昭和生まれの世代にとって、ゴルフは社会人の嗜みのひとつだった。とくにサラリーマンは接待でゴルフをすることも多く、仕事を円滑に進めるためのひとつのツールとして活用していたという人は多いのではなかろうか。そして、やむなく始めたはずのゴルフにいつの間にかのめり込み、ゴルフのベストシーズンといわれる春と秋になると、駅のホームで傘をクラブ代わりにスイングの練習に勤しむ姿も日常的な光景だったと記憶している。
だが一方で、ゴルフが原因で体を痛めてしまう人が多いのもよく聞く話だ。では実際に、定期的にゴルフをする人のどのくらいが体に負担がかかっていると感じているのだろうか。また、ゴルフによって腰の痛みを感じたことがある人はどの程度いるのだろうか。

そこで今回、NLC野中腰痛クリニック(https://nonaka-lc.com/)は、ゴルフを定期的にする60代以上の男女を対象に「春のスポーツ・ゴルフ×腰痛」に関する調査を実施した。

約8割がゴルフ中に「腰」への負担を感じている

はじめに「ゴルフをしているとき、体に負担がかかっていると感じますか?」と質問したところ、約7割が『とても感じる(11.9%)』または『やや感じる(54.3%)』と回答した。このことから、約7割が程度の差はあるとしても体に負担を感じていることがわかった。では、具体的に体のどの部位に負担を感じているのだろうか。前問で『とても感じる』『やや感じる』と回答した人に「体のどの部位に負担がかかっていると感じますか?(複数回答可)」と質問したところ、『腰(79.5%)』と回答した人が最も多く、『ふくらはぎ(26.7%)』『背中(26.2%)』と続き、腰への負担が特に大きいことが明らかになった。

ゴルフ中にもっとも腰痛を感じるのは「ショットを打つとき」

前問で『腰』と回答した人に「ゴルフで腰に負担がかかっていると感じるのはどのようなときですか?(複数回答可)」と質問したところ、『ショットを打つとき(63.6%)』と回答した人が最も多く、『長時間のラウンド中の歩行時(45.4%)』『ボールを拾う・セットする動作のとき(32.5%)』と続いた。特にショット時の動作が腰に大きな負担を与えているようだ。また、長時間のラウンド中の歩行や、ボールを拾う・セットする動作も腰への負担が大きいことから、ゴルフのプレー全体を通して腰部への継続的な負荷がかかっていることが示唆された。

次に「ゴルフをすることで腰に痛みを感じるようになりましたか?」と質問したところ、約9割が『とても感じる(14.6%)』または『やや感じる(71.9%)』と回答し、大多数の人にとってゴルフが腰痛の一因となっていることが示された。では腰以外の痛みはどうだろうか。

「腰以外に痛みを感じるようになった部位はありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『背中(24.5%)』と回答した人が最も多く、『肩(21.3%)』『膝(21.3%)』と続いた。どうやら、腰以外でも背中や膝などに痛みを感じる人が多いようだ。特に背中の痛みは、腰への負担をかばうことで姿勢が崩れ、筋肉に余計な負担がかかることが一因と考えられる。

次に「ゴルフをすることで腰に痛みを感じるようになりましたか?」という質問に対して『とても感じる』『やや感じる』と回答した人に「ゴルフ中に感じた腰の痛みはどのくらい続くことが多いですか?」と質問したところ、『2~3日痛みが続く(43.9%)』と回答した人が最も多く、『常に腰に痛みや違和感がある(14.0%)』『翌日まで痛みが続く(13.8%)』と続いた。どうやら一過性ではなく、数日間続く痛みを感じる人が多いようだ。では、腰の痛みが続く際、どのようなセルフケアを行っているのだろうか。

前問で『常に腰に痛みや違和感がある』『1週間以上痛みが続く』『2~3日痛みが続く』『翌日まで痛みが続く』『ラウンド後も数時間程度痛みが続く』と回答した人に、「腰の痛みが続いた場合、セルフケアとしてどのような対処をしていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『湿布や塗り薬を使用する(55.0%)』と回答した人が最も多く、『ストレッチをする(52.1%)』『お風呂や温熱パッドなどで温める(48.7%)』と続き、腰痛に対して手軽なセルフケア手段が多く利用されていることが示された。

また「ゴルフをすることで腰に痛みを感じるようになりましたか?」という質問に対して『とても感じる』『やや感じる』と回答した人に、「ゴルフでの腰痛対策として気をつけていることがあれば教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ストレッチや体操をする(73.6%)』と回答した人が最も多く、『正しいフォームを意識する(42.3%)』『筋力トレーニングをする(40.2%)』と続いた。このことから、ゴルフをする人は腰痛予防に積極的に取り組んでおり、特にストレッチや体操を重視していることが明らかになった。

クリニックや整骨院を利用しているのは全体のおよそ75%

「腰痛治療のためにクリニックや整骨院を利用したことはありますか?」と質問したところ、7割以上が『定期的に通っている(20.2%)』『数回ある(48.3%)』『1度だけある(6.1%)』と回答し、腰痛に悩む多くの人が専門的な治療を積極的に求めていることが示された。特に約2割が定期的に通院していることから、腰痛に対して継続的なケアの必要性を理解していることがうかがえる。

さらに前問で『定期的に通っている』『数回ある』『1度だけある』と回答した人に、「クリニックや整骨院の利用によって、腰痛は改善されましたか?」と質問したところ、約7割が『とても改善した(9.1%)』または『やや改善した(59.1%)』と回答。クリニックや整骨院での治療が、ゴルフによる腰痛の改善に対して高い効果を示していることが明らかになった。

【調査概要】「春のスポーツ・ゴルフ×腰痛」に関する調査
調査期間/2025年2月26日(水)~2025年2月27日(木)
調査方法/PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数/1,002人
調査対象/調査回答時にゴルフを定期的にする60代以上の男女と回答したモニター
調査元/NLC野中腰痛クリニック(https://nonaka-lc.com/)
モニター提供元/PRIZMAリサーチ

ここまで調査報告の内容を確認していて気づいたのだが、記者はホールを回る前、もしくは打ちっぱなしでボールを打つ前に準備運動している人をまず見たことがない。その理由は、ちゃんとしたゴルフの心得を持つ人が少ないからではないだろうか。野球経験者とかサッカー経験者という人にはよく会うが、ゴルフ経験者という人にお目にかかったことはないし、それゆえにゴルフ前にどんな準備運動をすればいいのか理解していないのが故障の原因になっているのかもしれない。しかし、もし故障してしまったとしたら、素人療法で治そうなんて考えないで、専門クリニックで診療してもらうのが快方への一番の近道。「体にメスを入れるのはイヤ」なんて理由で診てもらうのをためらっているのなら、今回の調査を実施したNLC野中腰痛クリニックのようにメスを使わず入院なしで治療するところもあることを知っていたほうがいいだろう。でも長くゴルフを楽しみたいのなら、ケガをしない準備を怠らないのが一番肝心。まずは正しい準備運動やストレッチを理解して、ケガを予防しよう。

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