時代の変化に合わせて福利厚生を見直し、社員が思わず「使いたくなる」福利厚生を導入 コロプラ
miive(東京都渋谷区)は7月3日、同社が提供するVISAカードとスマホアプリを活用したポイント型の福利厚生サービス「miive(ミーブ)」が、コロプラ(東京都港区)に採用されたと発表した。従業員は、miiveカードを使って全国のVisa加盟店でポイントを利用できる。企業は、食事補助や学び手当、コミュニケーション活性化など多様な制度を設定し、運用の見直しや制度設計に役立てられる。
従業員の暮らしの充実化に向けた新たな施策
スマホゲーム開発などエンターテイメント事業を展開するコロプラは、これまでも従業員一人ひとりが安心して長く働き続けられる会社を目指し、福利厚生を拡充させてきた。
具体的な施策としては、従業員の約8割がクリエイターということもあり、長時間座っても疲れにくいオフィスチェア「エルゴヒューマン」の採用や、就業時間中に国家資格を持つプロマッサージ師による施術が受けられる「Kuma SPA」の常設、バナナ食べ放題コーナー「無限バナナ」の設置など、ユニークな取り組みが目立つ。
また、同社は、クリエイターとしての専門性を高める従業員の自己研さんの支援と、職種やチームの垣根を越えたコミュニケーションの活性化を重視しており、人材開発体系に沿った形でどのようにすれば、従業員の生活をより充実化できるかを模索していた。そこで、今回、「クリエイターファースト」をコンセプトに、会社方針に即した福利厚生制度の再設計と運用の基盤づくりとして、「miive」を全社で採用した。
「miive」を導入するにあたり、同社は、
・プロフェッショナルトレーニングサポート
・チームワークサポート
・フィジカル・メンタルケアサポート
という3つの福利厚生制度を設けた。
「プロフェッショナルトレーニングサポート」は、自己研さんを目的とした各種サービス利用を支援するもので、ゲーム購入費や動画音楽サブスクの月額料金、漫画アプリ、書籍購入費を補助する。学習アプリやAIツール、オンライン学習コンテンツなども対象となる。
「チームワークサポート」は、VISA加盟の全飲食店を対象に、コミュニケーション活性化を目的とした懇親会・飲食イベントなどを支援する。
「フィジカル・メンタルケアサポート」は、心と体の健康促進サポートを目的とした各種サービス利用支援が目的。社員のフィットネス・スポーツジム費用、旅行・レジャー費用、スパ・マッサージ代、カラオケ・飲食費用、家電購入費、育児グッズ費用などを負担する。
月平均4000件の利用実績、9割以上の従業員が活用
コロプラの報告によると、導入から半年間で、利用率は91%を超えたという。その後も平均月次利用率86.2%、月間利用件数約4000件を記録。また、導入半年間で、miiveを通じて行われた社内交流イベント件数は約2000件(月当たり約333件)と、チームワークを深めるきっかけづくりに貢献するなど、すでに会社にとって欠かせない日常的な福利厚生制度としてなじんでいるようだ。
実際に利用した従業員からは、以下のような声が寄せられている。
・「自己投資に使える制度はなかなかないので、ありがたい」
・「セミナーや書籍に活用できるのが便利。スキルアップのモチベーション維持につながっている」
・「ランチの機会が増えたことで、仕事以外の会話が増えた。チームの距離も縮まった気がする」
・「在宅勤務中にオンラインで一緒にごはんを食べるなど、ちょっとした息抜きに利用できる」
・「『一緒にごはんでもどう?』の一言がいいやすくなった」
・「仕事が詰まっているときに、ジムに行く理由ができるのがいい」
「好き」をきっかけとした新たな交流を育む、部活動を推奨するコロプラ
コロプラでは、仕事以外の場面でも、社員同士が幅広く交流できるよう、部活動を約10年にわたり運用している。
フットサル・バドミントン・映画鑑賞・脱出ゲーム・将棋・ボーカロイド・K-POPなど、ジャンルもさまざまな約35の部が活動中で、中には、OGが参加し続けている部もあり、コロプラらしいカルチャーとして、長く親しまれているという。
部活動は、組織の拡大を背景に、部署や職種を越えたつながりを生む場としてスタートしたもの。コロナ禍で一時活動を休止していた時期もあるが、日常の中で「好き」をきっかけとした交流が広がっている。
発表の詳細はmiiveの公式リリース(PRTIMES)で確認できる。