連絡体制の確立に重点 大磯町で災害対策訓練
「大磯町災害対策本部訓練」が10月22日、役場本庁舎と町保健センターで実施された。
震度6強の地震と津波が発生し、発災から約41時間が経過したことを想定。災害協定締結先への連絡訓練の際は、協定を結んでから一度も交流がなく、連絡先が分からなくなっている企業や団体があることが分かった。同町危機管理課の渡辺一正さんは「いざという時のためにしっかり連絡体制を確立して備えたい」と話した。
8月の台風10号の発生時、被害状況などの集約に時間を要した教訓から、これまで有効に使えていなかった「神奈川県災害情報管理システム」の入力訓練も実施した。池田東一郎町長は「効果的に情報を集められることが分かった。システムを定着させるために日常的に使用していきたい」と熱く語った。