【リアル給与明細】51歳、事務職。豊かに暮らしたい……。障がいがあってもできる副業は?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【51歳 事務】
【リアル給与明細】51歳、事務職の場合
プロフィール
51歳、男性
事務職(パート)
▼現状
仕事内容は、商品仕分け、データ入力、シュレッディング。
労働時間は月82時間、残業はなし。
ボーナスはなし。
【相談内容】障がい年金とパートの給料で生活できていますが、収入を増やして生活をもう少し楽にしたいです。障がいがあってもできる副業はありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の月収は、交通費を差し引いて86,100円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書」によると、質問者さんと同程度の労働時間で働いている障がい(身体障がい)をお持ちの方の月収は約162,000円です。
*……参考:厚生労働省「令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書」
質問者さんのお給料額は、残念ながら平均よりも低い水準と言えそうです。
障がいがあっても無理なくできる副業のすすめ
質問者さんは、障がい年金とパートのお給料以外に収入を増やしたいとお考えなのですね。
質問者さんにおすすめの取り組みやすい副業をご紹介します。
在宅でできる副業
在宅でできる仕事は身体的な負担が少なく、自分のペースで進められるので無理なく取り組めるのでおすすめです。
・ライティングやデータ入力
ライティングやデータ入力、アンケート回答などはスキルが少なくても始めやすい仕事です。
クラウドソーシングサービスサイトで初心者向けの案件を探してみましょう。
・ブログやアフィリエイト
自分の知識や経験を活かしてブログを運営すれば、広告収入を得られる可能性があります。
収益化には時間がかかりますが、少しずつ積み上げられる副業です。
障がい者雇用の検討も
本業においても、障がい者雇用制度を活用することで配慮を受けながら働く環境を整えることができます。
勤務時間の短縮といった柔軟な働き方、バリアフリーな職場環境など、個々の障がいの状況に合った支援を受けられる場合も。
体調や障がいに配慮された働き方が実現すれば、長く安定して働ける可能性が広がります。
無理のない範囲で取り組んで
副業を始める際は、現在の生活や体調を優先しましょう。
無理をして体調を崩してしまうと、かえって収入が減ってしまうおそれがあります。
まずは小さく始め、負担が少ないものを選んでみてください。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・ライティングやブログなど、在宅でできる副業は無理なく取り組みやすいです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。