【西武】源田壮亮選手インタビュー プロ通算1000本安打を達成した心境とは?
7月19日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの西武―ソフトバンク15回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。プロ通算1000本安打を達成した心境について訊いた。
――一昨日のオリックス戦(7月17日、15回戦)、宮城大弥投手から1イニング5得点の猛攻をチームで見せました。源田選手もあの6回の猛攻に関わっていたと思いますが、どのような心境でしたか?
源田「僕の前に古賀(悠斗)がヒットを打ってくれて『勢いに乗りたいな』といったところで、引っ張れる球を待っていたなかで初球のスライダーを打って、いいところに打球が飛んでくれたのでよかったですね」
――源田選手の二塁打から打線が続いて、大量得点に繋がっていきましたね。
源田「本当にいい攻撃だったなと思います」
――源田選手の二塁打でランナー2、3塁にしたのは大きかったと思います。ランナー1、3塁だと次の奥村(光一)選手が内野ゴロだった場合、併殺打となり無得点で終わってしまう可能性もあったかもしれません。
源田「そうですね。結果的に大きかったなと思いますし、本当にいいところに打球が飛んだなという感じですね」
――試合後にオリックスの中嶋聡監督が「今はライオンズの選手が必死にプレーをしていることがよく分かった」とお話をされていました。キャプテンとしてどう思われますか?
源田「対戦相手からそう見られるのは嬉しいことですし、少しでも嫌な感じを与えられているのであればいいなと思いますね」
――最近は山村崇嘉選手と三遊間を組んでいますが、一緒に守っていて源田選手は山村選手に対してどう感じていますか?
源田「山の性格上すごくどっしりとしていて、余裕を持って守っている感じもあって頼もしいですよ」
――山村選手と自主トレを共にしていると、性格なども掴めているわけですね。
源田「何かあっても慌てるような性格ではないなって」
――武内夏暉投手の投げっぷりのよさは、登板をするごとに増しているのでしょうか? それとも最初から投げっぷりがよかったのでしょうか?
源田「最初からそうとう高いレベルで投げていると思います」
――武内投手がソフトバンク相手に通用するのは何故だと思いますか?
源田「ソフトバンクの選手も何人か言っていましたけれど、打者的には変化球が来そうな投球フォームをしているので、それでいて真っ直ぐが想像以上に強いですし、厳しいコースにも投げ切れるので、ほとんどの打者がそれを感じているんじゃないかな。僕らも相手チームで力感がなく球をリリースする瞬間まで変化球が来そうな投手は嫌なので」
――力感がない投球フォームは変化球が来そうということですか?
源田「そういうわけではないです。球をリリースする瞬間のコンマ何秒で差し込まれたりとか」
――7月14日の楽天戦(15回戦)で、プロ通算1000本安打を達成されました。改めておめでとうございます。
源田「ありがとうございます」
――入団時は「1軍の守備固めで出られたらいいな」と思っていたそうですが、これは本心だったのでしょうか?
源田「入団時は本当に守備固めで1軍に入れたらなと思っていましたね。社会人時代も9番を打っていましたし、バッティングの不安というのがすごく大きかったので」
――どこかでバッティングに自信がついたということですか?
源田「プロ1年目で試合に出始めて何ヶ月か経ち、少しずつバッティングに自信がついていった感じですね」
――プロ1年目に辻発彦前監督から「逆方向ばかりに打つんじゃなくて、思い切って引っ張れ」と言われたことがあるのは間違いないですか?
源田「そうですね。むしろ(辻前監督に)『引っ張れないと打者として使えないぞ』と言われたのですが、元々引っ張るのが好きだったので、『引っ張って打っていいんだ』と思って今は少し楽にはなりました」
――1000本目の安打はレフト前ヒットでした。源田選手は「僕らしいヒットだった」というお話をされていたと思います。
源田「いい当たりでもなく、コースヒットというのが自分らしいかなと思いました」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー