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磯での石物釣りで44cmイシダイに41cmイシガキダイをキャッチ【三重】アタリ多く満喫

TSURINEWS

紀北町三浦で仕留めたイシダイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ)

10月25日、三重県・紀北町三浦へイシダイ釣りに釣行した。数日前からワイヤーを組んだり道具を選んだりと久しぶりの釣行にワクワクしながら当日を迎えた。

紀北町三浦の沖磯でイシダイ釣り

前日の夕方に出発し、エサ店近くで車中泊。午前4時半にエサのウニ30個を調達して現地へ車を走らせた。船長とは春の大会以来か。しばらく談笑し、船に乗り込んだ。

当日はウネリが高く、前日には出船も危ぶまれたが、沖に出るとなんとか渡礁できそうだ。船長の勧めでコテのハナレに渡る。海を観察していると、時折足元手前までウネリが駆け上がってくる。渡礁時は下げいっぱい。これから上げ潮に入るのでウネリに注意しながらの開始となった。

当日の釣り場風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ)

41cmイシガキダイをキャッチ

1投目、40mほど投げ、着底すると仕掛けがどんどん手前に寄ってくる。手前の根に仕掛けが当たり、サオがお辞儀する辺りでアタリを待った。数投するが反応はない。エサが少なめなのでまきエサはそれほど効かせられないが、たまに空切りして少しでもまきエサが効くようにしていった。

1時間ほどしたころ魚が触った。ボンボンとサオ全体を揺らす石物らしき触りだ。緊張して本アタリを待つがいかない。

そこから4投目、長い前アタリから一気にサオを引き込んでいくが、まだ待つ。サオを持つ手にグングンと魚の重みが乗ったところで一気にアワセを入れる。重さはないが気持ちいい引きで41cmのイシガキダイが上がってきた。取りあえずOKといった感じだが、久しぶりに本イシの顔が見たい。

最初にきたイシガキ(提供:週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ)

44cmのイシダイを手中

そこから時合いに入ったのか毎投アタリが続く。何度か良い感じにサオがいきかけるが、最後の締め込み手前で終わってしまう。なんとも焦らされる。

何投かしたところで、着底から一気にアタリが続きサオが入っていく。そのままズゴーンと締め込まれてヒット。締め込みが元気だが重量がない。上がってくると縞が見えた。やった、イシダイだ! サイズは44cmと微妙な感じだが、でっぷりと太っていた。

イシダイ44cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ)

ヒットするもバラシ

その後も続いたアタリが不意に止まる。時合いは終わりか、何か寄ったのか。数投後、アタリが戻るがなかなか食い込まない。「いくか、いくか」と身構えていると一気にサオが持っていかれた。

ゴンと掛かり、魚を浮かせにかかると重たい。慎重に上げてくるがウネリで前へ出られず、魚が磯の壁に当たりながら上がってくるのが伝わる。「ヤバいな~」と思っていると、サオが跳ね上がってしまった。掛かりが皮一枚だったか?

本命を仕留められて満足

すでにウネリが磯最上部の荷物置きまで掛け上がってきており、それを最後に船長に電話して安全のため早上がりとなった。

サイズ的にはもう一歩だったが、アタリは多く秋の磯を満喫できた。今後まだまだイシダイは狙え、秋の深まりとともに海況も落ち着いて楽しい釣りができるだろう。

当日のタックルは、サオがま石レギスⅢくわせ520、両軸リール3000、ライン・ナイロン20号。仕掛けは遊動テンビン、オモリ35号、ハリスワイヤー36番30cm前後、ハリがまかつ石まつ16号。エサは半日でウニ30個(当日は午前11時までで4個残り)。

<週刊つりニュース中部版APC・白村つとむ/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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