イスラエルの核関連施設攻撃報道 青木「イランが本気で報復に乗り出していっちゃうことになると怖い」
6月13日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、「イスラエルの核関連施設攻撃」を受けてニュースを紹介し、大竹や青木理がコメントした。
イスラエル軍は、イラン各地の核関連施設を含む数十カ所の軍事施設を空爆したと発表した。イスラエルのネタニヤフ首相は声明でイランへの攻撃について、「脅威を排除するまで軍事作戦は何日でも続く」と強調した。
一方、アメリカのルビオ国務長官は声明でイスラエルによるイランへの攻撃について、「アメリカは関与していない」と表明しました。
イランの最高指導者ハメネイ師は声明で「イスラエルは厳しい罰を受けなければならない」と報復を宣言しました。
大竹まこと「イランの最高司令官みたいな人も巻き込まれて亡くなったみたいな記事があったよね」
太田アナ(アシスタント)「イラン軍トップを含む軍関係者や核開発に関わる複数の科学者を殺害した可能性が高いとイスラエル軍関係者が明らかにしたと」
大竹「イスラエルがあって、パレスチナがあって、イランがあって。イスラエルのバックにはアメリカがいて。アメリカがイランの核のことを色々言っていたよね」
青木理「イランの核開発をどうやって制御するのか」
大竹「それはアメリカが一生懸命やってたってことだよね」
青木「ただトランプさんになって、そこらへんどうなるのかってことですけど、ただこれ本当に深刻なのは、ガザでもう5万5千人が亡くなるような本当に悲惨な戦闘が相変わらず続けられている、イスラエルが続けている中、それも深刻なんですけど、イランは中東の大国なので、そのイランとイスラエルが、毎日新聞がネット版で「大規模衝突に発展する恐れ」なんて書いてますけれど、イランとイスラエルが本当に正面から衝突するようなことになってくるとまさに本当に中東戦争になりかねない。しかも、イランが進めているこの核兵器の開発の中核施設をネタニヤフ氏は標的にしたといっている。しかも、核開発に関わる科学者を殺害したとか、あるいは首都テヘランの住宅地も標的にされて女性や子供にも死亡者が出てるってことになってくると、これはイランとしても、言い方悪いですけど、報復せざるを得ない。イスラエルとイランが衝突ということになってくると、ガザ攻撃とは違う意味での超深刻な危機になりかねないっていうことですよね」
大竹「被害の状況はまだ(詳しくは)伝わってきてないけど、核施設を攻撃ということだったら、核施設を攻撃したら大変だよね」
青木「放射性物質なんかがどうなってるかはわからないですね」
大竹「でも、イスラエルはまだ攻撃を続けると声明を出してるし、イランはそれに対して、表は沈黙してるけど、当然報復は考えているってことになるよね」
青木「だからイランが本気で報復に乗り出していっちゃうことになると怖い。そのあたりイランも今の時期イスラエルと真正面からガチンコでやることを望んでるとは思わないですけど、ただしイスラエルがどう出てくるのかがわからない。しかしながら、イスラエルの行動はガザにしても背景に何があるのか、まだ見えないとこありますけど、ちょっと常軌を逸してる感じですよね」
大竹「これにアメリカが今トランプ大統領だからどんなふうに関わってくるのかっていうのがね。もちろんトランプ大統領はイスラエルの後押しはしてるわけだからね。そうなってくると余計ちょっと中東情勢は心配ですね」
壇蜜「トランプさんは今何か言っているんですか?」
太田アナ「トランプさんではないですが、アメリカは今のところ関与してないっていうふうにいっています」
大竹「もう一つはこの情勢が日本のやっぱり石油とか原油の輸入するところの元あたりなんだよね」
青木「そうですね。いずれにしても、イスラエルとイランがガチンコなんてことになってくれば、もう中東大危機になるので、石油化学はじめとして世界経済の影響なんていうのももちろん大きくちょっと懸念されるところですよね」
大竹「ロシアとウクライナがやって日本に入ってくる小麦とか、そういうのは高騰して、今度こっちでまた大きくなると日本に入ってくる原油とかそういうのに大きく影響するよね」