インドが水素列車を導入 世界で5番目の水素列車運行国に
インドが独自開発した35両編成の水素列車
インド鉄道省は、クリーンエネルギー輸送に向けた同国のビジョンの一環として、2023-24年度に2,800億ルピー(約4,800億円)を割り当て、水素燃料電池を搭載した35両編成の列車の開発計画を進めている。
列車は水素と酸素を組み合わせて電気を生成する燃料電池を使用し、副産物として排出されるのは水蒸気のみで、完全なゼロエミッションの交通手段となる。
鉄道相のアシュウィニ・ヴァイシュナウ大臣は、インド国内で開発された技術であると強調。報道によると、この列車はチェンナイにあるインテグラル・コーチ・ファクトリー(ICF)が製造しており、完成後は北部鉄道のデリー管区がジンドーソニパット間の約89kmの路線で運行する予定だ。
インド製水素列車の馬力は既存の2倍以上
この水素列車がとくに注目される理由は、その圧倒的な出力にある。1200馬力(HP)という驚異的なパワーを誇り、他国で運行されている同様の水素列車の2倍以上の性能を持つ。現在、世界の水素列車の多くは500~600馬力のエンジンを搭載しているが、インドが独自に開発したこの水素列車は、それらを凌駕することになる。
ヴァイシュナウ大臣は、「この列車に加え、水素充填用の地上インフラの設置も構想しており、水素の製造、貯蔵、供給が一体となった施設が整備される予定だ。石油爆発物安全機構(PESO)から必要な安全認可も取得済みである」と述べた。
水素燃料列車は、クリーンで持続可能な燃料源として水素を利用する革新的な輸送手段であり、これまでにドイツ、フランス、中国、イギリスでの運行が始まっている。人口が世界1位のインドでの運行は、世界にも大きいなインパクトをもたらす可能性がある。
※参考
Indian Railways gears up to launch first hydrogen train by March 31 – Check features, route, investment and more|Financial Express
India 5th country to operate hydrogen train, will run from…, know distance, route, other details|DNA India