「乗っ込みシーズン到来！」木曽三川エリアの前打ち釣りで40cm超え良型クロダイが連発
季節は春から初夏へと移り、本格的な釣りシーズンが到来。波止から狙えるターゲットも様々思い浮かびます。中でもその王者クロダイ、乗っ込み期を迎えその動向が気になるところ。ゴールデンウィークの晴天の日、木曽三川エリアに向かい前打ちスタイルにて釣行、そこで待っていたのは良型いぶし銀とのガチンコ対決でした。
木曽三川で前打ち釣り
5月1日、上げ潮狙いで午後4時からのエントリー。干潮が午後2時20分で潮位がまだまだ低いため足場の低いポイントを選んで探っていくことに。強い南風で竿が煽られ持つ手がしんどい、何度も持ち替えながらアプローチを繰り返します。
使用するタックルは黒鯛工房の戦竿前打ち5.3m、ドラグ付きタイコリールに巻いた道糸は3号、ハリス1.75号、前打ちチヌ2号の針に3Bガン玉を噛みつけ、エサは岩ガニです。
良型クロダイをゲット
沈みブロックが点在するかけあがりに向け打っていくと、もそっとした微妙な感覚。瞬時に合わせれば確かな手応え、グイグイ引っ張りずっしり重みが乗っかりクロダイが現れる。
産卵での体力回復中なのか、初めすんなり上がってきたもののその後2、3度ツッコミが入ってからのネットイン。ざっくり40cmアップの良型、居付きと思われるブラック基調の迫力ある魚体、木曽三川での初ゲットを実感します。
強烈な引きでバラシ
その後再び反応が。今度ははっきりコツーンとアタリ。合わせれば確かな重たい引きの後沖に向かって猛ダッシュ！強烈なファイトを2度3度と食い止めるものの竿は容赦なく締め込まれてあえなくバラシ。残念、でもこれでシーズンインを確信。
彼等の圧倒的なパワーにはいつも魅了されます。さらなる体感を求め翌々日も釣行することとしました。
翌々日も釣行
5月3日、腕が筋肉痛になるのも顧みず同じ釣り場へ向かいます。天気も良く風もおさまり快適に釣りができそう、今日も本命に出会いたい。
日焼け対策が大事
釣りにはやっぱり晴れてる方が良いですよね。でもこれからの季節気になるのが日焼け対策、これはとっても大事です。
若かりし頃、夏の炎天下の浜名湖で、半袖短パン姿で1日中釣りをして両手両足が真っ赤に腫れ上がり、痛くてまともに動けず翌日仕事で大失敗した苦い思い出があります。
そのためにも対策はぬかりなく。この日も釣り場に向かう車の運転中、腕まくりした表面がヒリヒリしてきたので、早速日焼け止めをヌリヌリ。おかげで腕が赤くならず安心して釣りができました。薄着の時期、肌の露出も増えるので日焼け止めを是非携帯したいものです。
因みに表示のおさらいをしておくと、数字やプラスの数が多い方が効果が持続するとのこと。釣行時間を考慮して自身に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。
サイズアップをゲット
さて釣り場に到着。前々日同様午後4時からのエントリー、足場の低い消波ブロック帯を狙っていきます。
干潮を挟んでいるので如何せん潮位が低く、沈みブロックがはっきり見えるほど。際へのアプローチには反応がないため、ならば超前でやってみるかとタラシを長く取り、さらに前方へ振り込む。
すると早速コツンとアタリ。合わせればこれまた鋭い突っ込みの上に猛ダッシュ！同じ轍は踏むまい、願いながらも慎重にやり取りすれば姿を見せたのはこちらも良型のいぶし銀。根ズレにハラハラしながらも手前に寄せてネットイン。
見れば腹パンの乗っ込みクロダイ。測ればサイズアップの46cm、この時期らしいデカチヌ登場に満足です。
暗くなるまで粘る
その後も釣りを続け、日が沈んで暗くなってきたので穂先にぎょぎょライトを装着。仕掛けの投入位置やアタリがわかるのでロッドワークがしやすいです。この日はライトでアタリを見ることなく、すっかり暗くなった午後7時に納竿。それでも2回続けての本命との出会いで良い釣行となりました。
シーズンはこれから
今後は産卵後に食いが落ちることもありますが、夏を控えてシーズンはこれから。元気なクロダイに出会えるチャンスはより一層、今後の動向が楽しみです。
＜かにおけ／TSURINEWSライター＞