えのきの簡単なほぐし方は?野菜ソムリエが菜箸とフォークを比較レビュー
えのきが束に…簡単にほぐす2種類の方法を試してみた!
えのきの根元はしっかり束になっていますよね。細かくほぐしたいけれども、うまくバラバラにできずどうしても束になってしまう……という方に、野菜ソムリエが菜箸とフォークを使う2つのほぐし方をご紹介します。
どちらの方法がほぐしやすいか、仕上がりまでの時間はどれくらいかかるかなど比較しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
えのきを「菜箸でしごく」ほぐし方
1. 根元を切る
えのきだけは、根本から1cm程度のところで切ります。今回はえのきだけを菜箸とフォークでほぐすため、半分ずつ使用します。
2. 菜箸で左右にしごく
えのきだけを横向きにおき、菜箸を使って左右にしごきながらほぐしていきます。
3. 何度もしごく
上の部分から根元に向かって、左から右へ何度もしごくと細かくほぐれます。
固い根元も毛羽だったようになり、細かくほぐれています。
えのきを「フォークでしごく」ほぐし方
1. フォークで左右にしごく
根元をカットしたえのきだけを横向きにおき、フォークを使って左右にしごきながらほぐしていきます。
2. 何度もしごく
上の部分から根元に向かって、左から右へ何度もしごくと細かくほぐれます。
細かくきれいにほぐれています。
おすすめはどっち?ほぐしやすさや仕上がりの違いを比較
ほぐしやすさ
実際にやってみると、菜箸を使うほぐし方はかなり力を使いました。えのきだけの根元はしっかりと固まっているので、あらかじめある程度手で細かい束にしてからのほうがほぐしやすいと思います。
フォークを使うほぐし方は、とても楽ちん。菜箸よりも先が尖っていることや持ちやすさから力が入れやすく、固いえのきだけの根元部分もとてもほぐしやすかったです。お子さんでも気軽にほぐせると思います。
ほぐすのにかかった時間
使う道具 / ほぐすのにかかった時間(1/2束分)
菜箸 / 3分
フォーク / 1分
えのきだけ(1/2束)をほぐすのにかかった時間は菜箸は3分、フォークでは1分ほどでした。菜箸は細かくするまでに力と回数を要し、その分時間がかかったように感じます。フォークは力が入れやすいうえ、先が鋭いためスムーズにほぐれ、時短が可能でした。
仕上がり
左:菜箸でほぐしたもの・右:フォークでほぐしたもの
えのきだけを菜箸でほぐすと根元も細かくふわふわにほぐれます。根元の一部は毛羽だったようになり、その分味は馴染みやすいのではないかと思いました。
いっぽう、フォークでほぐしたものは真っ直ぐにきれいに均等にほぐれています。金属の鋭利なフォークの先で何度もしごくため、均一に細かくほぐれたように感じました。見た目が細かくきれいに仕上げたいなら、フォークを使う方法がおすすめです。
比較結果まとめ
フォークを使う方法は、余分な力が不要でほぐしやすい
菜箸を使う方法は、固い根元をほぐす際に力を使う
菜箸よりもフォークのほうが短時間でほぐせる
フォークを使う方が菜箸よりもきれいに仕上がる
えのきのほぐし方はフォークで手軽におこなおう
えのきだけを手で細かくほぐすのは意外と時間がかかります。フォークでしごく方法は、短い時間で細かくほぐせてとても便利。先が尖っていることから、固い部分も難なく通ってスムーズにほぐせますよ。
また菜箸を使う方法は、意外と力を使って手が疲れてしまうことも。フォークはギュッと力を入れやすくスイスイととかすことができ、お子さんにお手伝いを頼んでもよいですよ。これからえのきだけのほぐすときはぜひフォークでトライしてくださいね。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)