小田原市消防団女性分団 全国大会に初挑戦 激励受け「優勝目指す」
小田原市消防団(中村和久消防団長)の女性分団が、10月28日(火)に横浜市で行われる「第26回全国女性消防操法大会」に神奈川県代表として初出場する。5月17日に市消防本部で出陣式が行われた。
同女性分団は女性活躍の推進を目指し、2014年に発足された。出初式や火災予防運動への参加など、主に火災予防に関する広報活動を担ってきた。現在、20代から60代までの20人で活動している。
全国大会は、消防庁と公益財団法人日本消防協会が主催。消防団員の技術向上と士気高揚、地域での消防活動の充実を目的に2年に一度開催している。各都道府県の代表が集まり、1チーム5人編成で軽可搬ポンプを使った消火活動の迅速さや正確さを競う。神奈川県は7地区に分けて輪番制で代表を選出しており、今回は同女性分団に白羽の矢が立った。
出陣式には武井好博副市長や黒栁幹雄消防長、大川裕市議会議長、県消防協会足柄上、南足柄、足柄下の各支部長らが出席して団員を激励。また中村消防団長は「小田原市消防団が全国と名の付く操法競技大会に出場するのは初めて。団一丸となって取り組んでいく」と期待を寄せた。
女性分団は大会に向けて、今年4月から訓練を開始。訓練会場の下水道管理センターは、14年に県消防操法大会の小型ポンプ操法の部で最優秀賞を獲得した第9分団が訓練をしている「縁起の良い場所」という。
小河奈世子女性分団長は結成時からのメンバーの一人。「みなさんの応援・力があっての私たち。優勝を目指したい」と意気込んでいた。