ぬるま湯マルシェ ~ここから~(2024年7月6日開催)~ みんながほっこりあたたかく集えるマルシェ
昨今は、週末になるとマルシェなどのイベントが開かれるのをよく見かけるようになりました。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されてから1年以上が経過し、開催しやすくなった影響もあるのかもしれません。
このようなマルシェやその他イベントには、さまざまなタイプがあるものです。
・子育てをメインにしたもの
・肉!!を主役にしたもの
・ハンドメイドだけのもの
僕が見つけたのは、「ぬるま湯マルシェ ~ここから~」です。タイトルからは、なにかほんわりしたものを感じました。また、イベントのチラシからも温かな雰囲気を受け取れます。
2024年7月6日(日)に、あちてらす倉敷オープンスペースで開催されると知り、どのようなマルシェなのかを知るために行ってみました。
ぬるま湯マルシェ ~ここから~ とは
ぬるま湯マルシェ ~ここから~(以下、「ぬるま湯マルシェ」と記載)とは、「ひとにやさしく、地球にやさしく、つながるマルシェ」を合言葉に、岡山市・倉敷市で交互に定期開催しているマルシェです。
2024年6月より岡山市で始まり、倉敷市での開催は7月が初めてで、全体では2回目。想い・こだわりあふれる出店者が集合し、穏やかですが活気のあるイベントです。
なお、ぬるま湯マルシェには以下のような特徴があります。
・無添加・無農薬・グルテンフリー・アレルギー対応など、こだわりの食べ物
・ずっと大切にしたい想いがこもったアクセサリーや雑貨アート、フリマ
・ココロを満たす、カラダを癒すボディケア
・思い出を持ち帰ろう……ワークショップ、フォト撮影
2024年7月6日(日)には、あちてらす倉敷オープンスペースで開催され、以下のような出店者が集まりました。
当日は「かなかな珈琲」の代打として、「旅商人茶屋」が参加
イベント当日のようす
倉敷市で初開催された今回のぬるま湯マルシェ。当日は梅雨の時季にもかかわらず晴天で、非常に気持ちの良い日でした。
ただ、どうしても気になるのは気温。暑いなかだと出店者もお客さんも大変です。その点、会場である あちてらす倉敷オープンスペースには、涼やかな風が吹き渡っていました。これは、ありがたかった。
ぬるま湯マルシェの会場には、家族連れやカップル、老若男女問わず多くの人が訪れています。倉敷美観地区を目指す人は、あちてらす倉敷の反対側の歩道を通ってしまいますが、たまたま あちてらす倉敷側を歩いていた人達も、もしかすると吸い寄せられたのかもしれません。
それくらい、賑やかで明るい雰囲気です。とくに元気だったのはフリマのスペース。小学生の店員さんが、「いらっしゃいませ~!」と大きな声を出し、接客をおこなっていました。
ぐるぐると会場を一周し、気になった出店ブースに寄ってみます。
旅商人茶屋:抹茶あんスムージーがおすすめ
まずは、旅商人茶屋。当初参加予定だった「かなかな珈琲」の代打として登場です。同じ日の夕方からも出店の予定があったそうですが、サクッと動けるフットワークに脱帽です。
旅商人茶屋には、他のイベントでもよく立ち寄り、必ず注文しているものがあります。それが「抹茶あんスムージー」(税込600円)。
抹茶とあん(餡)のバランスがちょうど良く、ごくごくと飲めてしまう美味しさです。僕の息子も、この抹茶あんスムージーが大好きで、今回もすべて奪われてしまいました…。
店主の原亮章(はら りょうしょう)さんのもとには、次から次へと知り合いのお客さんが訪れ、話しに華が咲きます。もちろん、初めてのお客さんも優しい笑顔と声のトーンで話しかけてくれるので、きっとファンになりますよ。
ひゃくさいファーム:有機栽培の野菜
次に気になったのは、ひゃくさいファームの有機栽培の野菜販売です。夏の主役であるトマトやナス、枝豆に玉ねぎなどが並んでいます。注目は、どれも1袋200円(税込)で購入できること。
パッ!と目に鮮烈な赤が入って来たので、トマトを選びました。
帰宅後にこのトマトを食べてみた感想としては、「あ、おばあちゃんが作ったトマトだ」です。路地物の採りたてに近い、野性味あふれたトマトの香りが鼻の奥をくすぐります。
スーパーマーケットなどのトマトは、どうしても収穫から時間が経過しているので、特有の香りが薄いんですよね。その点、ひゃくさいファームの野菜は活力から違うのでしょうか。見た目も味も惹かれる存在だと思います。
ナッシュカリーアメリカン:30種類ものスパイスを独自にブレンド
次第におなかが空いてきました。フードブースのなかで目についた……、いや鼻に強烈に香って来たのはカレーです。農薬や化学肥料を極力使わない素材にこだわり、手間隙かけてていねいに作っているそう。
“30種類ものスパイス”といわれても、食べてみて全部が全部わかるわけがないんですが、「あ、なんか複雑に絡み合ったうま味がいいな」と思うわけです。カレー特有の辛味もありますが、子どもでも食べられるレベルなので安心。息子も、このカレーが大好きです。
おわりに
倉敷市で初開催された「ぬるま湯マルシェ」。主催者のかたから「あちてらす倉敷で初めて開催するから、人が集まるか不安で…」と少し話を聞いていたのですが、そのような心配はまったく必要ありませんでした。
楽し気な雰囲気のあるマルシェが開催されていると、自然に人は惹かれて集まってくるものです。ぬるま湯マルシェに参加していた出店者、お客さんともに笑顔を多く見られたのが印象的です。
この雰囲気のまま、次回8月の岡山市での開催につながっていくのだと思いました。なお、倉敷市開催は9月の予定です。どちらの開催回も、今から楽しみです。