【一体どんな味?】サメの魚肉ソーセージ「シャークウィンナー」を食べてみた / 普通の魚肉ソーセージとの違いは…
魚肉ソーセージ。ふわふわの食感とさっぱりした味は肉のソーセージとまた違ったおいしさで、食べたことがある方は多いと思う。
しかしこの度、宮城県にある「南三陸ホテル観洋」が一風変わった魚肉ソーセージを販売しているのを発見した。
普通の魚肉ソーセージにはスケソウダラなどが使われているが、この魚肉ソーセージに使われているのはなんと……サメだ。
・サメのソーセージ
商品名は「シャークウィンナー meZAme(めざめ)」。
楽天市場にある「南三陸ホテル三洋 楽天市場店」で販売されていて、価格は3袋で1780円だった。
原材料名の欄を見てみると、ばっちり「ヨシキリザメ」「ネズミザメ」の文字が。
なんで宮城のホテルがサメの魚肉ソーセージを……? と思ったのだが、どうやら宮城県の気仙沼市はサメの名産地らしい。なるほど、地元の特産品を使った商品だったのか。
味は「プレーン」と「あみエビ」の2種類。味の組み合わせは自由に決めることができ、今回はプレーンを2袋、あみエビを1袋注文した。
さっそく袋を開封してみると、中からは大きめの魚肉ソーセージが3本登場!
こっちがプレーンで……
こっちがあみエビ。
どちらも白っぽい色だったけど、あみエビはプレーンと比べると若干赤い色をしていた。
さっそくフィルムを剥がそうとしたのだが、中身がかなり柔らかく取り出すのに苦労した。
ぴったり貼りついているフィルムと格闘しながらも何とかひとくちサイズに切り分けることに成功し、いよいよ実食。
サメの魚肉ソーセージ、いったいどんな味なんだろう……!? まずはプレーンから口の中に入れてみると……
────思った以上に普通の魚肉ソーセージ!! 食感のふわふわ具合も白身魚の優しい味も、いつもの魚肉ソーセージとそっくりだ。
強いて言うなら、若干クセのある風味はするかも。
他の食べ物で味わったことのない独特の風味だったのでなんと表現したらいいのか思いつかないのだが、酸味とほんの少しのエグみが鼻の中を抜けていく感じ。
これがサメの味……なのかな? 筆者はあまりサメを食べたことがないのではっきりとは分からなかったけれど、この味だけは普通の魚肉ソーセージとは違うな、と思った。
続いてあみエビを食べてみると……あ、独特の風味が少なめ!
ほんのりと感じるエビの風味で相殺されているからかな? こちらの方がサメ初心者には親しみやすい味かもしれない。
・炒めてもおいしかった
また、袋に書いてあった説明によると炒めると風味が増すそう。
公式が言っている食べ方なら間違いないだろう、と思って挑戦してみた結果……個人的にはこの食べ方の方が好きかも!!
焼き目の香ばしい味のおかげで、独特の風味を感じはするものの そのまま食べた時より気にならなかった。
今回のように単体で食べてもいいけれど、パンに挟んでホットドッグにしたり、パスタの具材にしたりしてもおいしいそうだ。
鯖や鮭などと違い、なかなか食卓に上がることはないサメ。しかし「シャークウィンナー meZAme」は、そんなサメを馴染みのある形で味わえる面白い商品だった。
参考リンク:楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.