懸念事項を伝えたい時は何て言う?【好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術】
懸念事項を伝えたい
×:○○は大丈夫ですか?
︎:○○についてご留意のほどよろしくお願いいたします
言いかえPOINT
「大丈夫ですか?」は、カジュアルかつ要点がはっきりしない表現です。「心配している」というニュアンスもあるので、相手は「信頼されていない」と不快に思うかもしれません。失礼のないよう、具体的に懸念事項を伝えるには「~についてご留意のほど~」が万能。「留意」は「心に留めておいてください」という意味の敬語です。
×:ご承知おきください
︎:お含みおきください
言いかえPOINT
「ご承知おきください」は「知っておいてください」という意味の尊敬語。しかし、上から目線で一方的な印象を持たれやすい言葉のため、ビジネスシーンでの使用はあまりオススメしません。目上の方に対しては、「覚えておいてください」の丁寧な表現「お含みおきください」を使いましょう。
×:ご注意ください
︎:ご理解ください
言いかえPOINT
状況にもよりますが、「ご注意ください」という表現は少し上から目線だと思われることがあります。「ご理解ください」は「察してください」という意味で、前もって許しを求めるときに使います。ちなみに「ご了承ください」は、強制的に許してもらうイメージの言葉です。目上の人に対しては控えるのが無難です。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗