3完封の広島・床田寛樹か、防御率0点台の西武・今井達也か、リーグ屈指の技巧派と本格派が先発
5勝4敗、防御率1.55の床田
広島・床田寛樹が7日の西武戦(マツダスタジアム)に先発する。
今季は10試合で5勝4敗、防御率1.55。開幕からきっちりローテーションを守って、すでに3完封をマークしており、安定感はリーグ随一だ。
ツーシーム、カットボール、スライダー、パーム、チェンジアップ、カーブと変化球を駆使して打者の打ち気を逸らし、バットの芯を外す投球術は天下一品。昨季まで2年連続11勝を挙げた実績を持つが、今季はそれ以上も狙えそうだ。
相手先発もパ・リーグ防御率1位の今井達也だけに味方打線の大量援護は期待できない。まずは立ち上がりに気を付けて試合を作りたい。
5勝1敗、防御率0.83の今井
床田が3完封なら西武の先発・今井達也は防御率0.83だ。ここまで10試合に登板して5勝1敗。打たせて取る床田とは対照的に、奪三振率9.24をマークしている。
4月18日のソフトバンク戦では8回を無安打に抑えながら1点を失い、平良海馬との継投で61年ぶり5度目の「ノーヒットワンラン」を達成。QS率(6回3失点以下に抑えるクオリティスタート)は100%と床田以上の安定感を誇っている。
チームとしても上位を追いかける上で負けられない一戦。今井の快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
巨人・F.グリフィン-楽天・大内誠弥(東京ドーム)
DeNA・大貫晋一-日本ハム・山﨑福也(横浜)
阪神・大竹耕太郎-オリックス・宮城大弥(甲子園)
ヤクルト・吉村貢司郎-ソフトバンク・上沢直之(神宮)
中日・髙橋宏斗-ロッテ・田中晴也(バンテリンドーム)
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記事:SPAIA編集部