五条院凌 薔薇と共に描いた2024年のフィナーレ、東京オペラシティ公演のオフィシャルレポートが到着
12月5日(木)東京オペラシティ コンサートホールにて、五条院凌が目標の一つとして掲げていた公演を遂に実現。壮大な演出と美しい旋律が織りなすステージは、観客を魅了し、2024年の活動に感動的な幕を下ろした。 会場を彩ったのは、巨大な薔薇と五条院凌のロゴのオブジェ。煌びやかな装飾に包まれたステージは、特別な夜の始まりを告げるかのように輝いていた。
プログラムは、彼女の代表曲「FLASH」で幕を開け、ホールの象徴でもあるピラミッド型の天井を映像が埋め尽くす演出と共に、圧倒的な演奏技術と独特のスピード感が観客の心を鷲掴みにした。
約90分の演奏では、クラシックから昭和歌謡まで幅広いジャンルを披露した五条院凌。その中でも、フランツ・リストの「ラ・カンパネラ」と、交流のある加藤登紀子の名曲「難破船」のカバーは観客から熱い拍手を浴びた。
公演の締めくくりとなったのは、彼女の象徴ともいえる楽曲「Rose Waltz」。天井からバラが降り注ぐマッピング演出により、会場は真紅に染まり、観客はその華やかさに酔いしれた。
アンコールでは、「この舞台で演奏するという一つの夢が叶いました。皆さんに心から感謝します」とファンへの感謝の言葉を述べ、2025年に向けたさらなる飛躍を誓った。
鳴り止まないアンコールに応え再登場した五条院凌は、故郷・青森県弘前市をイメージして作り上げた新曲「TSUGARU」を披露。この楽曲は、12月11日(水)に配信シングルとしてリリースされる。
最後は、ドビュッシーの「月の光」をしっとりと演奏し、静寂と感動に包まれながら2024年を締め括った。 実に大人ぽく芸重的なショーだった。五条院凌の音楽の旅路は、2025年へと続く新たな章への期待を大きく高めるものとなった。
Photo by ViVi Koharu