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鈴木優人×清塚信也×読売日本交響楽団によるオーケストラ・コンサートを丸ごと体験! 『クロージング・コンサート ~The オーケストラ!~』【特集:こども音楽フェスティバル 2025】Vol.14

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『こども音楽フェスティバル 2025』 【公演14】クロージング・コンサート ~The オーケストラ!~

世界最大級のこどものためのクラシックの祭典『こども音楽フェスティバル 2025』が、ゴールデンウィークにサントリーホールで開催! 国内外の第一線で活躍する多数のアーティストを迎え、様々な年齢のこどもたちにあわせたバラエティ豊かなプログラムをお届けするこのフェスティバルは、“こころ はずむ ひびきあう”という言葉とともに、音楽に触れる感動と、音楽を分かち合う歓びをこどもたちに伝えていく。

フェスティバルの公演を紹介する連載第14弾では、4日間にわたるフェスティバルのフィナーレを飾る『クロージング・コンサート ~The オーケストラ!~』を取り上げる。公式アンバサダー/配信総合パーソナリティの清塚信也と、ミュージック・パートナーの鈴木優人が指揮する読売日本交響楽団による豪華なオーケストラ・コンサート。公演担当者のコメントとともに注目ポイントをご紹介しよう。

(左から)鈴木優人(指揮)、清塚信也(ピアノ)

「今回のフェスティバル全体を通してオーケストラが出演する公演は4つありますが、オーケストラそのものが主役となって交響曲の全楽章をしっかり聴いていただけるような公演は『クロージング・コンサート』のみとなります。なんといってもオーケストラはクラシック音楽の花形と言える存在ですし、その迫力ある響きをぜひ一度は生で体験していただきたいもの。いろいろな楽器を見て、その音色を聴くことで、“ヴァイオリンいいな”“フルートかっこいい!”“ハープ弾いてみたい”といったように、お子さまが興味を持つきっかけにもなるのではと思います」(公演担当者/以下同)

オーケストラの魅力を伝えたい、そして今後もコンサートに足を運んでもらいたいという想いから考えられたプログラムには、ある工夫が凝らされている。

「オーケストラのコンサートに行ってみたいけれど、どんなものかわからないという方も多いと思います。長くて飽きてしまったりしないかな? 拍手はどういうタイミングでするんだろう? など疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、通常のオーケストラ・コンサートに近い形でプログラムを組んでみました。多くのコンサートは、最初に短めのオペラの序曲や前奏曲、次にソリストを迎えた協奏曲、そして休憩を挟んで後半はメインの交響曲というような三部構成でプログラムが組み立てられています。それに倣って『クロージング・コンサート』は、最初にスッペのオペレッタ『軽騎兵』序曲、次にピアニストの清塚さんを迎えてグリーグのピアノ協奏曲(第1楽章)、後半はドヴォルジャークの交響曲第8番というプログラムにしました。こども向けのコンサートは休憩なしの1時間で短い曲ばかり演奏されることも多いですが、本格的なオーケストラ・コンサートをフルで味わっていただければと」

読売日本交響楽団

スッペの「軽騎兵」序曲は、勇壮な金管楽器のファンファーレと行進曲風のメロディがコンサートの幕開けにふさわしい。グリーグのピアノ協奏曲は冒頭のピアノのドラマティックなパッセージが印象的で、どこかで聴いたことのある方も多いだろう。ドヴォルジャークの交響曲第8番は、ボヘミアの牧歌的な自然の風景や、そこに暮らす民族の舞曲などが織り込まれた名曲だ。

「プログラミングにおいてはもうひとつ、音楽の教科書に載っているような作品ということも考えて選曲しました。スッペの『軽騎兵』やグリーグのピアノ協奏曲は、学校で音楽の時間に鑑賞することもあると思います。いっぽう、ドヴォルザークといえばやはり交響曲第9番『新世界より』がもっとも有名で、教科書にも載っていますが、そのひとつ前の第8番もこんなに良い曲なのかという発見になるのではと思います」

日本屈指のオーケストラである読売日本交響楽団の演奏であることも大きな注目ポイントだ。読売日本交響楽団とは、鈴木は指揮者/クリエイティヴ・パートナーとして日頃からともに音楽づくりをしていたり、清塚はしばしば共演している。清塚の楽しくて奥深いMCもお楽しみに。オーケストラのコンサートに行ったことのない親御さんもお子さまも、フェスの熱気に包まれたサントリーホールで新しい体験をしてみては?

文=原 典子

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