【本音】生まれて初めて「シェーキーズ」に行ってみた正直な感想 → ピザもパスタも食べなくていい
シェーキーズ。名前は聞いたことがあるが、それが何の店なのか? 何が売りなのか? どういったシステムなのか? まったく知らぬまま大人になってしまった。シェーキーズよ、お前は何者だ?
そんなシェーキーズが編集部のすぐ近くにオープンしたというので、シェーキーズが大好きな先輩記者のサンジュンと一緒に行ってみることに。悲願の初シェーキーズである。
・人生初
というワケで「シェーキーズ 新宿セノビル店」にやって来た。こちらは2024年12月にオープンした新店舗だ。エレベーターの扉が開くと、いきなりクライマックスが繰り広げられていてテンションが上がる。
こ、ここが噂のシェーキーズ……!
基本的にシェーキーズはバイキング形式の食べ放題がメイン……らしい。単品メニューもあるようだが、私(あひるねこ)が見た限り、お客のほとんどは食べ放題を利用していた。
料金はランチバイキング(平日10~15時)で90分1750円(税込)である! これは安い!! ……と判断してしまうのはまだ早いか。まずは全容を把握しなくては。それではさっそくGOGOGO!
な、何ッ!?
・超えてきた
意気揚々と臨んだ私であったが、ピザの種類が膨大すぎていきなり圧倒される。こんなの一体どこから手を付けたらいいんだ?
他にもパスタやフライドポテト……
カレーまであるだと!?
ドリンクバーに……
サラダも充実してやがる……!
そんなワケで、私の記念すべきファーストシェーキーズがこちら! まだ勝手が分からないこともあり、視察程度にとどめておいたのだが……とそこへ口を挟んできたのが、シェーキーズ大好き野郎のサンジュンだった。
先日の記事を読んだ方ならお分かりだろう。この男、シェーキーズ初心者の私に対して「シャバい」しか言わない。
何をやっても「シャバい」。語彙が「シャバい」に占拠されている。
サンジュン「シャバい! シャバいね~!!」
※シャバい:「ダサい」「真面目」「ひ弱」「根性がない」などを意味するヤンキー用語。
──シャバいって何がですか?
サンジュン「フライドポテトの『プレーン』を取るのはマジでシャバい! シェーキーズのポテトつったら『スパイシー』一択だろ! このシャバ僧が!!」
──『プレーン』の何がシャバいんです?
サンジュン「それを聞くのもシャベェェェエエエ!!」
──理由教えろや!
・『スパイシー』が最強らしい
仕方がないので自分で食べて確かめてみると……なるほど、サンジュンの言っていることが少し分かった気がする(シャバいしか言わないのは意味不明だが)。
要は『プレーン』がダメなんじゃなくて、『スパイシー』が唯一無二の味わいで激ウマなのだ。もちろんポテト自体もホクホクでおいしいが、これは……かかっている粉がスゴイのだろうか? 何なんだ、この独特の旨味は!
そしてさらに衝撃だったのが、プラス800円(税込)で追加できる「セルフアルコールバー」の存在だ。シェーキーズめ、なんて恐ろしいものを……! 実に、実にけしからんサービスである。
注文するとジョッキを渡されるので……
あとは無限に乾杯するのみ。
・楽園かな?
ちなみにこの「セルフアルコールバー」、グループの中で1名だけという注文もOKとのこと。「全員じゃなきゃダメ」という店も少なくないので地味にありがたい。しかし背徳の液体を流し込みながら、私はこう思った。
たしかにシェーキーズは何を食べてもウマい。ピザもウマいし、パスタもウマい。ピザはたくさん食べられるように薄く作られているのがいい。高騰している野菜もたっぷり食べられる。本当に素晴らしい。
ただ、極論を言ってしまうと……ピザもパスタもいらん。食べなくていい。なぜなら……
ビールとフライドポテトだけで十分だからだ。
・本音
実はシェーキーズとは、ポテト(特に『スパイシー』)をつまみに酒を飲む場所ではないか。と考えるなら、ピザやパスタなんて食べている場合ではないだろう。ポテト以外の料理はすべてノイズと理解せよ。
シェーキーズと書いて、ポテトと読む──。この日、私がつかみ取った唯一にして絶対の真実である。
・また行きたい
生まれて初めてのシェーキーズは、コスパ最強の食べ放題レストランであると同時に、どこまでもエクストリームなフライドポテト酒場であった(少なくとも私にとっては)。
ポテトで一杯やりたくなったら、私は迷わずシェーキーズに行こうと思う。
参考リンク:シェーキーズ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.