関メディベースボール学院がリーグまたぎの“春3連覇”に挑む、ポニーリーグ全日本選抜29日開幕
2023年ヤングリーグ春季大会、2024年ポニーリーグ選抜大会を連覇
中学硬式野球「ポニーリーグ」の第9回全日本選抜中学硬式野球大会が29日に沖縄・コザしんきんスタジアムで開幕する。連覇を狙うのが兵庫県西宮市の関メディベースボール学院ポニーだ。
2023年4月からポニーリーグに転籍したため初出場だった昨年大会は、決勝でSKポニー(神奈川)に8-3で快勝し、いきなり優勝。ヤングリーグに所属していた2023年3月の第31回春季大会に続いて全国の頂点に立った。今年はポニーリーグ選抜大会の2連覇イコール、2リーグにまたがる“春3連覇”がかかっている。
ポニーリーグは背番号をもらえない選手を作らず、全員が試合に出場することを理念に掲げており、選手数の多いチームは複数チームに分けて出場が可能。交代してベンチに下がっても再度試合に出られることも特長のひとつだ。1学年60人近くが所属する大所帯の関メディは今大会も複数チームを登録して臨む。
昨秋ドラフトでは、関メディ中等部から報徳学園に進んでセンバツ準優勝した今朝丸裕喜が阪神から2位指名。初のプロ野球選手が誕生した。開催中の今春センバツにも山梨学院・藤田蒼海(2年)ら中等部OBが甲子園に出場。金の卵を多数抱える関メディは毎年、全国の強豪高校に有望選手を輩出している。
今年も将来を嘱望される上床駿斗が関メディベースボール学院ポニーのメンバーに名を連ねる。アジアの頂点に立った昨年12月の中山・パンダカップでMVPに選出された左腕には、今大会でも活躍が期待されている。
井戸伸年総監督は「今年も目指すは優勝のみ。選手たちにはこれまで指導してきたことをフルに発揮してほしいですね。勝つ喜びを知ることで向上心はさらに高まります。挑戦者の気持ちを忘れず、思い切りぶつかります」と意気込む。甲子園では高校球児が熱戦を展開中だが、中学生たちの熱い戦いにも注目だ。
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記事:SPAIA編集部