食べて、ととのう、秋|もぐもぐKITCHEN
高州の住宅街に昨年の冬オープン。やりたいことは自分たちでやりたい!「第二の人生を考え、決めた!」ママ達が作るほっこり定食。
猛暑に見舞われた夏が終わり、季節は食欲の秋。穏やかにそよぐ風と温かな陽の光が心地よい…そんな秋晴れの日に食べたい! 美味しいものを心ゆくまでいただけると評判のお店「もぐもぐKITCHEN」さんを取材しました。
「新鮮な魚を使用した定食がいただける」とオープン後、口コミで評判が広がりまたたく間に大人気店となったもぐもぐKITCHEN。多くの方を美味しい笑顔で満たしてくれる…そんなお料理を作る一人が泉澤由利さんです。浦安出身の由利さんのご実家では、夏に魚を売り、冬に海苔を作っていたということもあり、昔から食卓には魚料理が多く出ていたそう。結婚をし家族を持った由利さんは、フルタイムで仕事をしながら子育てや家事に追われながらも、家族のために料理を作ってきました。「昔は魚が豊富で、食卓には様々な魚料理が並んでいました。今はスーパーのお惣菜コーナーに、焼き魚や加工されたものが多くある事に驚いて…。時代の流れで共働き家庭も多く時短料理になりがちで、また一人暮らしの方も増えているので仕方がないことですが、手作りの料理を一人でも多くの方に食べていただき、昔のような食卓まではいかないけれど、美味しい素材のものをお腹いっぱい食べてほしい! と思っています」。運ばれて来た瞬間、全部食べきれるかしら!? と思うほどのボリュームに驚きますが、愛情たっぷり作られたお料理はどれも美味しくてペロリと食べられてしまうから不思議! お米も、どんどんすすみます。魚は昔からご縁のある魚屋さんから仕入れているから味はお墨付き。お米やお酒もご縁のある山城屋さんに依頼しているので安心安全にいただけますね。
第二の人生を考えていた当時「いつかは自分でお店を開きたい」と思っていた由利さん。自宅を建て替える時に密かに広いスペースを確保、いつかのお店に必要な設備などを想定して作ったとか。仲間や家族と集まることも多く、そこで手料理を振舞うことも多かったそうです。定年退職したのち「やっぱりお店を開きたい」と思った由利さんは、昔からのママ友の由実子さんと他のママ友たちに相談して「みんなでお店を開こう!」と決意しました。メニューの開発、料理、仕立てと、みんなが何でもできるようにお店の営業をされています。スタッフの皆さんの笑顔も素敵で、温かな友人宅に訪れているような気分。お料理はどれも美味、全ておすすめですが個人的に好きなのがお味噌汁。削り出汁を使用した、手間ひまかけたお味噌汁が全ての定食に付きます。お出汁は削り節を丸ごと使用し、必要な分だけ本節に。改めて本節削りがこんなにも美味しいものだと実感…身体に染みるカツオの味はまろやかで旨みもあり、お味噌の具材は日替わりでゴロゴロっと入っているのもうれしい。おしゃべりをしながら、じっくり味わう食事の時間を楽しめるお店へ、ぜひとも伺ってみて!
もぐもぐKITCHEN
080-7242-1919
浦安市高洲3-11-13
OPEN 11:30 ~ 15:00
金土日定休
※駐車場1台あり(予めご連絡ください)
※ご予約いただくとスムーズです
※詳しい営業時間はInstagram から
※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.47号に掲載された内容です。