「うま味とたっぷりの肉感」 東広島市のブランド産品、東広島こい地鶏を使ったカレーの試食会
東広島市は2月18日、広島大学と共同開発した「東広島こい地鶏」を使ったカレーの試食会を和菜亭次郎丸(同市西条町下見)で行った。こい地鶏のブランド化を進めるとともに、手軽に食べられるカレーを開発して市民の認知度アップにつなげることが目的。
メニューは食のコンサルタント・藤原修二代表が試作。参加者は、野菜がトッピングされたひき肉カレーと、4時間以上煮込んだ鶏もも肉のカレーの2種類を試食した。
米の品種の選定には、サタケ(同市西条西本町)が協力。広島県産の米の中から食味試験を行い、カレーに合う「つきあかり」を選んだ。炊飯時の加水量もアドバイスした。
東広島こい地鶏ブランド推進協議会の阿部和徳さんは、「こい地鶏のうま味があり肉感もいい、スパイシーさとマイルドさのバランスが良かった。今後、呉の海軍カレーのようにソウルフードに育ってほしい」と話していた。
今後、カレーのレトルト化、コロッケ・ミンチカツの開発も検討していくほか、飲食店・食品業界に向けた勉強会などを企画し、こい地鶏の販路拡大を目指す。
東広島こい地鶏の「こい」には、うま味が「濃い」、「恋」しくなる味、東広島に食べに「来い」、広島を代表するカープの「鯉」-の4つの意味が込められている。(𦚰)
プレスネット編集部