いちはつ処 通いの場で社会参加を 認知症予防にも
厚木市の「通いの場開設交付金」を利用して高齢者サロンを運営している「いちはつ処」は、毎週金曜日に鳶尾老人憩の家(鳶尾3の2の11)で地域住民向けに交流活動を行っている。
通いの場は、趣味・ボランティア・スポーツなどを通して社会参加に関わる高齢者には老化しにくい傾向が見られることから、社会参加を促し、認知症などの介護予防につなげていく場。いちはつ処は2021年から活動を開始し、歌・体操・健康講座などを行う。
9月13日に行われた活動には10人の地域住民が参加。多い時には30人近く集まることもあるという。この日は茶道に精通している参加者が中心となり、お茶の作法を学びながら談笑を楽しむ姿が見られた。
いちはつ処の代表を務める木村由利子さんは「『いちはつ処のおかげでつながりができた』という声をいただけることがあり、とてもうれしく思う」と笑顔で話した。
市地域包括ケア推進課によると、市の交付金を利用して通いの場を運営する団体は市内に14カ所あるという。
通いの場に関する問い合わせは同課【電話】046・225・2388へ。