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『猫が暮らす家』を訪ねるときのマナー5選 不快な思いをさせないために心がけるべき配慮とは

ねこちゃんホンポ

『猫が暮らす家』を訪ねるときのマナー5選

猫がいる家を訪問した際に、何となく気まずいムードが漂った経験はありませんか?後に原因を知り、後悔するとともに"あの時話してくれていれば"とモヤモヤすることも珍しくないでしょう。

猫の飼い主さん側としては、"せっかくのご好意を無下にすることはできない"という思いから、なかなか言い出せないことが多いのです。相手との関係性によっては致し方ありません。

そこで今回は、『猫が暮らす家』を訪ねるときのマナーを5つ紹介いたします。まだ気が早いですが、お正月の集まりに向けて参考にしてみてください。

1.玄関先で話し込まない

猫の飼い主さんが最もヒヤヒヤするのは、玄関ドアの開閉です。この瞬間には脱走のリスクを伴うため、"早く入ってほしい"というのが正直なところ。

猫がいる家におじゃまする際は玄関先で話し込まず、素早く扉を閉められるように協力してあげてください。

2.『猫に会わせて』と言わない

猫は繊細かつ警戒心が強い動物です。家族以外の人の気配を感じた途端、どこかへ隠れてしまうことが多く、なかなか姿を見せてくれないことも珍しくありません。

こればかりは"猫だから仕方ない"と理解してあげてください。会えればラッキー程度に構えておき、無理やり会わせてほしいと要求するのは控えましょう。

実は、飼い主さんがドキッとするのは『ちょっとくらい会えない?顔が見たいんだけれど』という一言です。関係性によっては断りにくく、泣く泣く愛猫を連れてくるということも。

猫の身に降りかかるストレスや、愛猫を思う飼い主さんの気持ちを鑑みて、その一言は胸の内に封じておきましょう。

3.ユリやアロマ系の手土産は避ける

ユリは猫にとっては猛毒で、花瓶の水を舐めただけでも命を落とす危険性があります。実は、猫の飼い主さんが密かに困る手土産の代表はユリを含む花束なのです。仮に仏花として持ち込む場合でも、ユリは除外したほうが無難です。

そしてもう1つ。旅行先のお土産としてアロマ系のグッズをチョイスすることも避けたほうが良いでしょう。飼い主さん自身はアロマが好きでも、猫への安全面を考慮して控えている場合が多いです。

なぜアロマがダメなのかというと、天然植物から抽出したエッセンシャルオイルが肝臓にダメージを与える恐れがあるからです。これは犬用のアロマでも同様で、猫にとっては相性が悪いものとして覚えておいてあげてください。

4.香水や破損しては困る装飾品は控える

香りつながりとしてもう1つ、香水をつけての訪問は控えましょう。猫は嗅覚が優れているので、軽い香りでも"強く刺激のあるもの"と感じてしまうことが多いのです。もちろんエッセンシャルオイルの件も重なり、危険を伴う場合があります。

また、バッグに付けているチャームや長いピアスなどの装飾品にも注意が必要です。猫は動くものやカシャカシャと音の出るものにじゃれてしまう習性があります。

加えて、お子様の洋服に付いているリボンやひも状のパーツにも気をつけてください。悪気がなくても猫の爪が当たってしまう可能性が高く、怖い思いをさせてしまうかもしれません。

お客様自身はもちろんのこと、猫の安全面を守る意味でも破損しては困るものは予め外しておき、お子様の服装にも配慮をお願いします。

5.予めお子様に猫の習性を説明しておく

服装の件もさることながら、予め猫の習性について調べ、絵本を読み聞かせるような感覚でお子様にもレクチャーしておくことが大切です。特に次のようなポイントを伝えるようにしてください。

✔猫は初対面の人が苦手であること
✔大きな音や声が苦手であること
✔本能的にじゃれてしまうということ

さらに加えて、決して追い回さないこと・人間の食べ物を与えないこと・しっぽを引っ張ったり、体を無理やり掴まないことなどの注意喚起をお願いします。

実際に猫と対面した後では既に遊びたいモードに突入してしまう子も多いため、前もって伝えておくのが良いでしょう。

お子様と猫が触れ合う際は必ず大人が立ち会い、猫に負荷がかかっていると判断した場合はさり気なくその場を離れるように伝えてください。

その際、『猫ちゃんもうそろそろねんねの時間だよ』など、幼児が親近感を覚えるような声掛けができるといいかもしれません。

さらに『○○ちゃんもねんねする?』や『向こうでおやつ食べよう』『一緒に遊ぼう』など、ポジティブな言葉を添えてみてください。

まとめ

今回は、『猫が暮らす家』を訪ねるときのマナーを紹介いたしました。最後に番外編としてもう2つほど、大切なポイントを紹介いたします。

まず1つ目はタバコです。タバコの煙は人間と同様に、猫の体にも害を及ぼす存在です。衣類に残る副流煙を排除するために、喫煙は訪問の30分前までに済ませておいてください。

2つ目は『黒い服装を避けること』です。基本的には法事の場合を除き、全身真っ黒なコーデは控えておくのが無難です。

猫は黒いものを見るとカラスを連想し、怖がってしまうことがあります。特に外で恐ろしい目に遭った経験のある保護猫が暮らす家を訪れる際は、気にかけてあげてください。

招待する飼い主さんも、親しい間柄であれば前もって気をつけてほしいことを具体的に伝えておくと良いですね。お互いに配慮し合うことで、楽しいひとときが過ごせるでしょう。

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