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夏の主役たち⑧ サッカー男子 自分たちのスタイルで真っ向勝負を挑む柳ケ浦 【大分県】

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強敵に負けないよう、課題を修正する

 県高校新人大会に続き、県高校総体を制したサッカー男子の柳ケ浦。全国高校総体(インターハイ)は7年ぶり3回目の出場となる。県高校総体では5試合で29得点1失点と圧倒した。勢いそのままに九州高校体育大会の1回戦で佐賀学園を相手に3-0で勝利。準々決勝の神村学園(鹿児島)に1-6で大敗したが、有門寿監督は「これまで勝ってはいたが、小さなミスはあった。寄せが甘く簡単にシュートを打たれるなど、負けないと気付けない部分はどうしてもあった」と敗戦を良薬にする。

 

 キャプテンのDF外園優心(3年)は「県予選の戦いと九州、全国では違う。レベルが一気に高くなるので、一つのミスが致命的になる。インターハイまでに課題がはっきりしたので、あとは修正すればいい」と話し、点取り屋の八尋馳(同)は「大分県を出ると、自分たちはまだまだだと思えた。球際、切り替え、ハードワークなど全てでレベルアップしなければいけない」と再起を誓った。

 

全国高校総体でも自分たちのスタイルを貫く

 

 県内では絶対的な強者だが、九州、全国では立場が変わる。強度の高い前線からの守備は簡単にいなされ、主導権を握られる時間は長くなる。それでも「ズルズルと(最終ラインを)下げず、果敢にプレスを掛け、インターセプトを狙う。それができなければ善戦しても勝つことはできない」(有門監督)と、自分たちのスタイルを変えるつもりはない。

 

 今年のチームは層が厚く、これまでの試合はメンバーを固定せずに戦ってきた。核となる選手の大枠は決まりつつあるが、有門監督は「インターハイの出場が決まり、チーム全体のモチベーションは高い。セカンドチームのメンバーにもチャンスはあり、選手選考はし烈になる。チームスタイルを体現できる選手を選びたい」と、全国高校総体のメンバー提出までチーム内競争を促し、真っ向勝負を挑む考えを示した。

 

得点源と期待される八尋馳

 

 

(七蔵司)

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