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田中俊介、須賀健太、矢部昌暉ら出演の木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』 スウィング含む全キャスト、公演詳細が解禁

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木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』出演者

2024年9月、東京芸術劇場 プレイハウス(長野(松本)、三重、兵庫公演あり)にて上演される、東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』(さんにんきちさくるわのはつがい)。この度、スウィング含む全キャスト、公演詳細が解禁となった。

河竹黙阿弥による最高傑作と称される『三人吉三廓初買』。数奇な運命に翻弄されながら疾走する、和尚、お坊、お嬢という“三人の吉三郎”の物語と、現行歌舞伎ではカットされている、商人と花魁の恋をめぐる廓の物語がダイナミックに交錯する群像劇だ。

2006年に京都で活動を開始し、数々の古典作品を現代劇化してきた木ノ下歌舞伎(通称:キノカブ)。監修・補綴の木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)、演出・美術の杉原邦生によりシアターイーストにて長期公演を行った「東京芸術祭 2023」参加作品、木ノ下歌舞伎『勧進帳』は東京ほか全国6都市で好評を博した。9年ぶりの再演となる今回は、作品タイトルを演目の本外題である『三人吉三廓初買』に改め、初演以来約160年ぶりの上演となった「地獄の場」を完全復活するなど、キノカブ版では今や幻となった黙阿弥オリジナル版の全貌を見ることができる。

物語の中心となるのは同じ「吉三郎」の名をもつ三人の若者。兄貴分の和尚吉三を演じるのは田中俊介。血気盛んなお坊吉三は須賀健太。女装の盗賊・お嬢吉三は矢部昌暉が演じる。また、和尚吉三の父親・伝吉として川平慈英が登場。
もう一つのストーリーラインを動かす、お坊吉三の妹・花魁一重に藤野涼子。一重に恋する商人・文里に眞島秀和。文里の女房・おしづに緒川たまきという顔ぶれが揃った。

田中俊介

須賀健太

矢部昌暉

川平慈英

藤野涼子

眞島秀和

緒川たまき

「吉三郎」の物語と「廓話」の物語の両方をつなぐキーマン・十三郎は小日向星一が演じ、十三郎とめぐりあうおとせをオーディションで抜擢された深沢萌華が演じる。

小日向星一

深沢萌華

また、木ノ下歌舞伎や杉原邦生演出作品を支えるおなじみの個性派、武谷公雄、高山のえみ、山口航太、武居 卓、田中佑弥、緑川史絵が、豊富な舞台経験で物語の世界観を作り上げる。

武谷公雄

高山のえみ

山口航太

武居 卓

田中佑弥

緑川史絵

さらに、昨年『勧進帳』公演では、スウィング俳優が本役として出演する「スウィング公演」の試みが高い評価を得たこともあり、今回も実施予定とのこと。

スウィング 佐藤俊彦

スウィング 藤松祥子

なお、公演日程は2024年9月15日(日)~29日(日)東京芸術劇場 プレイハウスにて。「東京芸術祭 2024」参加作品でもある。

木ノ下が新たに補綴した台本と、近年さらにスケール感を増す、杉原の鮮烈かつ緻密な演出。充実のコンビが多彩なキャストと繰り広げる一大群像劇に期待しよう。

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