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ふれあいっこ三ツ沢 「地域食堂」で再出発 みんなで作る居場所に

タウンニュース

初回はカレーライスなどが提供された

地域団体「ふれあいっこ三ツ沢」が2017年から三ツ沢東町で活動してきた子ども食堂。5月から「地域食堂」として装い新たに三ツ沢上町で再出発した。子どもたちだけでなく、一人暮らしの高齢者や若者など、幅広い世代が集う「地域の居場所」を目指す。

これまでの子ども食堂は月に一度、三ツ沢東町自治会館で行われていたが、運営の中心を担ってきたボランティアが高齢化。80代のメンバーもいた中で、立ち仕事や長時間の拘束が負担となり、継続が困難な状況となっていた。

そこで今回、同団体が開いているプログラミング教室のスタッフや町会役員、大学生や高校生ボランティアなどが新たに加わり、これまでの経験と想いを引き継ぐ形での再出発となった。東町時代のメンバーも、可能な範囲で手伝いに訪れるなど、地域内の交流は継続している。

横浜中央卸売市場に納品する農家から野菜の提供を受けるほか、地域の企業や団体からも寄付や支援を受ける。

多世代を対象に

「地域食堂」への名称変更には、これまでの活動で得た気づきが反映されている。ふれあいっこ三ツ沢の小川真奈美代表によると、子ども食堂として運営していた8年間の中で、食事に来られない人たちへの個別支援も行ってきた。その中で最も支援要望が多かったのが、一人暮らしの独身男性だったという。「子どもだけでなく、だれでも来られる居場所にしたい」との思いから、対象を広げた。

三ツ沢上町町内会館で当面は毎月第2水曜日の午後5時から開催し、約40食を提供する予定だ。幼児〜中学生は100円で、高校生以上は300円。「ふれあいっこ三ツ沢」ホームページからの事前申込制。

参加型目指す

新しい地域食堂では、「みんなで作る居場所」をコンセプトに、参加者自身が運営に関わる「参加型」を目指す。子どもたちが受付を手伝ったり、参加者が食事の準備や後片付けを分担したりと、共に食堂を創り上げていく仕組みを取り入れる。

「支援する側・される側という関係ではなく、誰もが役割を持ち、互いに支え合えるような、新しい化学反応が生まれる場になれば」と小川代表は期待を込める。

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