【あす6日にかけ大雪】停電や車の立往生、なだれなどに注意 北海道の天気予報/2025年3月5日更新
北海道のあす6日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
あす6日にかけて大雪
きょう3月5日は、二十四節気の啓蟄です。
土の中の虫たちが目覚めるころです。
太平洋側では地面の見えているところが多かったのですが、その太平洋側を中心に、あす6日にかけて大雪になりそうです。
出てこようとしていた虫たちもビックリしていますね。
今後の雪雲の様子
雪雲の様子を見ていきます。
5日午後5時現在は、太平洋側で広く湿った雪が降っていて、函館や登別周辺で降り方が強まっています。札幌にも雪雲がかかっています。
今後の予想です。
このあとも札幌周辺など道央や太平洋側を中心に雪が降ります。
6日朝にかけて同じようなところに雪雲がかかります。
夜も湿った雪になるところが多いでしょう。
全道の予想降雪量
では、全道の予想降雪量も確認しましょう。
これから6日午後6時までの24時間に、赤色の地域、渡島半島の山沿いや登別など胆振地方、日高山脈周辺で30センチくらい、帯広も20センチくらい、紫色、広尾町など十勝南部では多いところ50センチのドカ雪になります。
着雪による停電や車の立往生、なだれやビニールハウスの倒壊などに注意して下さい。
6日の北海道の天気と気温
6日の天気と気温です。
広く雪が降り、太平洋側は大雪に注意して下さい。最低気温は5日朝より4度ほど高く、最高気温は太平洋側で5日より高くなるでしょう。
6日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝まで雪が降るでしょう。通勤通学は交通情報も確認して下さい。雪は昼頃にはやみますが、気温がプラスになるため、路面状況の変化にも注意が必要です。
道北・空知です。
早朝は留萌や岩見沢などで雪が降り、南富良野町や占冠村では10~20センチの雪が降りそうです。日中は天気の大きな崩れはないでしょう。
道東・オホーツク海側です。
昼頃まで各地で雪が降り、道東では大雪になります。交通障害などに注意して下さい。オホーツク海側は午後も雪が降りますが、極端な大雪にはならないでしょう。
6日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
金曜日も札幌やオホーツク海側は雪が降りやすく、後志や檜山地方では局地的な大雪になるおそれがあります。土曜は晴れ間が出ますが日曜は雪や雨が降るでしょう。
つづいて、太平洋側です。
曇る日が多いですが、週末は割合穏やかでしょう。十勝など大雪が予想される地域では落雪や泥はねなどに注意して下さい。来週は最高気温が10度くらいまで上がるでしょう。
6日の札幌の朝昼晩の天気
6日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
朝は雪かきをしていますね。少し早く起きた方がよさそうです。除雪されてないところもあるかもしれないので、長靴がオススメです。
昼頃には雪がやみますが、気温はプラスになるので、ザクザク路面や泥はねにも注意して下さい。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※5日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU