<秘密でした>親が共働きだった人、子どもの頃は寂しかった?留守番が当たり前だったけれど…?
パートや正社員、自営業などさまざまな働き方がありますが、両親ともに忙しいと子どもと過ごす時間を取れなくなってしまうことも。ママスタコミュニティには「自分が子どもの頃、親が共働きだった人。寂しいとか思った?」というタイトルでこんな投稿がありました。父親は平日夜中に帰宅し、母親はパートで18時頃に帰宅していたという投稿者さん。そんな状況でも「寂しい」と感じたことはなかったそうです。
『「学校から帰宅したときに親がいなくて寂しかった」とかよく見るけど、私は一回も寂しいと思ったことがありません。低学年の頃は学童保育に通っていたけど、それ以降は鍵っ子でした。長期休みも全然寂しいと感じたことがありませんでした。私が体調不良で学校を休むとき、仕事が休めるときは母親も休んでくれていましたが、事務職だったので時期的に忙しいときは1人で家にいました。正直学校を休むときも母親には「仕事に行ってほしい」と思っていました。私みたいな人って少ないのかな?』
ご両親は仕事で忙しかったものの、幼少期に寂しさを感じたことがない投稿者さん。その一方で「学校から帰って親が家にいないと子どもは寂しい」とする考えもあり、実際に他の人はどう感じていたのか意見を求めていました。ママたちからはさまざまな体験談が寄せられています。
鍵っ子だったけど全然寂しくなかったよ
『私も鍵っ子だったけど、寂しいとか思ったことない。遅くても20時過ぎたら帰宅してくるし、身に危険が及んだこともなくて不安もなかった。体調が悪いときは連絡して夕方の診察に連れて行ってくれたし、欠席も大変でなければ1人のほうがよかった』
『ずっと共働きだったけど、寂しくはなかったよ。行事には必ずきてくれていたし、休日はいろいろなところに遊びに連れて行ってくれていた。家族ぐるみでお付き合いしている幼馴染もいたし、学童も楽しかったなぁ』
投稿者さんと同じように共働き家庭で育ち、鍵っ子だったママたち。過去を振り返り、「寂しいと感じたことはない」というコメントが寄せられていました。事情を深掘りしてみると、平日は仕事で忙しくても体調不良時には仕事を休んでくれたり、学校行事にはしっかり参加してくれたりと、大事なときには子どもに寄り添ってくれていたことがうかがえました。平日忙しい分、親御さんが休日にめいっぱい遊んでくれたことがいい思い出になっているようですね。
『きょうだいがいたから大丈夫だったよ。両親ともに夜の仕事だったから夜に子どもだけだったわ』
『「パパとママが頑張っているから私も頑張ろう!」と思っていた。祖父母に甘やかされて全く寂しくなかったけど、土日を指折り待っていたのは事実』
またきょうだいや祖父母など、他の家族と一緒に過ごしていたから寂しくなかったという人もいました。帰宅してから家に1人でいるのか、親ではなくても他の家族がいるのかでも安心感や寂しさは大きく違ってきそうですね。
寂しさとともに、不安や恐怖があった
『寂しかった。疲れているから家にいるときは寝ているし。何も話せなかったからずっと反抗期だった』
『寂しいというより不安だった。朝は会えるけど寝るまで親は家にいなかったから、親が帰る前に寝る時間になるとなかなか寝つけなかった。事故とかで帰ってこなかったらどうしようとか、とにかく不安だった』
『寂しいというより他所の家に行ったらお母さんが紅茶と手作りのケーキを用意して迎えてくれたとき、羨ましかった』
一方で寂しさや不安を覚えていたというママたちの体験談もご紹介します。親と一緒に過ごす時間がないため、その日にあった会話ができなくて寂しかったというママがいました。遅くに帰宅しても寝る前に顔を合わせて会話ができるかどうか、というのも大きなポイントかもしれませんね。朝もバタバタでほとんど顔を合わせられず、夜も自分が寝た後に帰宅してくるという状況だと寂しさは強くなるかもしれません。また他の子どもの親と自分の親を比較して羨ましさを感じていたという体験談もありました。
『鍵っ子だったけど、 3人きょうだいと近所に友達も多かったから寂しいはなかったな。参観もめったにこなかった。母が忙しいから仕方ないんだけど、子どもたちでやらなきゃいけない家事を誰がするかきょうだいゲンカが多かったから、そこは少し嫌だったな』
『友達と遊んだり趣味をやったりして寂しいとは思わなかったけど、1人の留守番はやっぱり怖かった。セールスとかの男の人がくるとめちゃくちゃ怖かった』
他にも寂しさはないけれど、嫌な思いをしたというママたちからのコメントもありました。親がいないことでやるべき家事があったり、それによってきょうだい喧嘩が起きたりしたというケースも。さらには家に自分しかいない状況で知らない人が来訪して怖い思いをしたというママも。子どもの年齢にもよりますが、防犯対策や家庭内のルールを親子間で共有しておくことが子どもの安心に繋がりそうですね。
受け止め方は子ども次第!大事なことは仕事がないときのフォローかも
『周りもほとんど共働きだったし、いないのが当たり前だったから。私が中学生になってから専業主婦になったけど、帰ってきたら毎日家に母親がいて嫌だったなあ』
『私は寂しかった。性格のせいだと思うけど』
『それが普通というか、それしか知らないから何とも思わなった』
『すごく寂しかった。今でもトラウマなぐらい。鍵を開けてシーンとしている家に入ると、ドンって気持ちが落ち込んだよ。あと単純に家に1人が怖かった。性格かな』
ママたちのコメントを総合すると、共働きの家庭で育った人のなかでも寂しかったかどうかは個人の性格によるところが大きいことがうかがえます。また親が家にいなくても他の家族や友達と過ごせたのか、1人で留守番してきたのか、仕事がない日に親が何をしてくれたのかなどによっても子どもの受け取り方が大きく変わることもわかりますね。
「親が仕事で忙しいと子どもに寂しい思いをさせてしまう」と一般的には思われているかもしれません。しかし現代はそうもいってもいられない時代。夫婦共働きで一生懸命に仕事をして、子どもの教育費や生活費を工面している家庭も多いでしょう。こうした状況でも子どもが寂しくさせないように、仕事から帰ってきたときや休日の過ごし方などのフォローが重要になってくるのではないでしょうか。
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