特別なことは不要!「キッチンの排水口」から聞こえる“ナゾの音”を発生させない“3つの工夫”
キッチンからボコボコと音が聞こえると、不快に感じる人も多いのでは? そこで今回は、家庭用品の製造販売のプロに、「ボコボコ音を発生させないための3つの工夫」を教えていただきます。特別な道具は使わないので、すぐに試せることばかりです。
教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社
創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。和歌山県から全国、世界へと販売網を拡大している企業。安全で継続的に信頼できる商品作りを大切にしている。
少しの工夫が対策になる
キッチンの排水口からボコボコ音がすることは、場合によっては避けられない場合もありますが、少しの工夫と意識で対策ができます。ここでは、異音を発生させないための対策をご紹介します。
1.定期的に掃除をする
異音を防ぐためには、定期的な掃除が欠かせません。排水口の掃除を怠ると、食べカスや油脂などの汚れが徐々に蓄積し、異音や排水管のつまりの原因になります。掃除をする際は、排水口のゴミ受けを取り外し、たまった汚れを除去しましょう。
市販の排水口洗浄剤を使用することで、配管内の汚れを溶かします。掃除をする頻度はキッチンを使う頻度によって異なりますが、一般的には週一回程度の頻度で掃除を行うのが理想です。
2.油を流さない
油は排水管内で固まりやすく、時間と共に蓄積して、配管を狭めてしまいます。水の流れが妨げられ、空気がたまりやすくなることで異音の原因になるため注意が必要です。
対策は、調理後の油は排水管に流さないようにしましょう。使用済みの油は専用の廃油処理剤で固めてから可燃ゴミとして処分するか、新聞紙などに染み込ませるのが適切です。食器や調理器具に付着した油汚れは、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗いましょう。
3.ゴミ受けネットを使う
ゴミ受けネットのようなシンプルなアイテムは、排水管内に余計なものが流れ込むのを防ぎ、つまりの原因となる食べ物のカスや油をキャッチします。ゴミ受けネットは細かい目のものを選ぶことで、より小さな粒子まで捕捉することが可能です。定期的に交換することで、常に清潔な状態を保つことができ、臭いの発生も抑えられます。
ゴミ受けネットを使用することで、排水口の掃除が大幅に軽減されます。水の流れを妨げないよう、適切なサイズと形状のものを選ぶことが重要です。
ボコボコ音は我慢ではなく対策を!
いかがでしたか? 普段の使い方ひとつで、ボコボコ音の対策ができます。できることから対策をしていきましょう。
ayako/ライター