サッカー通じ生きる力を フォレストが出張教室
一般社団法人伊勢原FCフォレスト(一場哲宏代表)が2月6日、13日、20日に石田小学校でサッカーの出張教室「COCOROプロジェクト」を実施した。
サッカーの技術や戦術にとらわれず、ボール遊びを通じて思いやりや協力、感謝といった「生きる力」を育むことが目的の同プロジェクト。伊勢原市と市教育委員会の後援を受け、地元企業とも連携し、官民一体となって子どもたちの成長を支えている。
出張教室で子どもたちは、鬼ごっこやコーン倒し、本格的なサッカーの練習や試合を楽しみながら、仲間への思いやりや優しい声かけが自然と増えていた。
参加した子どもたちからは「いつもはサッカーが苦手だけど、初めて楽しく感じた」「みんなで協力し合えた」「負けても最後まで頑張れた」「転んでも、みんなが『大丈夫』と声をかけてくれて嬉しかった」といった感想が寄せられていた。
担任教諭からは「子どもたちが前向きに、意欲的にボール遊びをしていたのが印象的。コーチたちの声かけや雰囲気づくりが素晴らしかった」と話す。一場代表は、「今後も市内の小学校低学年を中心に出張教室を実施し、子どもたちにサッカーを通じた心の成長の場を提供していきたい」と意気込みを語る。