架け替え工事が進んでいた県道豊岡竹野線の「城崎大橋」が5月31日に開通 豊岡市
豊岡市の県道豊岡竹野線に架かる新しい『城崎大橋』が5月31日に開通し、同日16時より旧城崎大橋との供用が開始されます。
旧城崎大橋は1956年の供用開始から約70年にわたって地域交通を支えてきましたが、「幅が狭く、車両の重量制限がかかるなど通行に制限がある」「洪水時には川の流れを妨げるリスクがある」など、老朽化と機能面・安全面の課題を抱える状態が続いていました。
そんな旧橋に代わる“歩行者から大型車まで幅広い通行に対応する新しい橋”の整備を目的に平成17年度から「主要地方道豊岡竹野線城崎大橋架替事業」が始まり、着工から20年の時を経て開通を迎えました。
新しい橋は、全長562メートル、車道幅員6.5メートル、歩道幅員3.5メートルの2車線構造。大型車両の通行が可能となることで、城崎温泉と玄武洞を結ぶ観光ルートの利便性が高まります。また、観光バスの移動距離も短縮されるため、地域全体の周遊性向上にもつながる見込みです。
開通当日は『城崎ボートセンター(東詰)』で開通式典も開催(10時30分~11時30分)。テープカットやくす玉開披のほか、三世代による渡り初めや太鼓の演奏なども予定されています。
旧橋の撤去は2025年秋以降に開始され、事業全体の完了は2028年度を予定しているそうです。
供用開始
2025年5月31日(土)16:00(予定)
城崎大橋 概要
【区間】
豊岡市城崎町楽々浦(ささうら)~湯島
【延長】
全体延長2.4km〔豊岡瀬戸線:0.4km、豊岡竹野線:2.0km〕
うち城崎橋梁562m〔橋台2基、橋脚5基〕
【幅員】
車道幅員6.5m(2車線)歩道幅員3.5m(上流側)、全幅員11.25m
【事業費】
約236億円(うち橋梁部:約191億円)
【事業期間】
平成17年度から令和10年度(予定)
※2025年秋から旧橋撤去が始まります