青空に虹、巨大な壁画 登場 横浜市緑区長津田の永井寛さんが制作
長津田宮ノ前第二公園の向かいにある「cafeMon」(長津田みなみ台5の24の12)にこのほど、新たに巨大な壁画が登場した。高さ約5m、幅約9m。制作したのは、長津田在住の永井寛さん=人物風土記で紹介=だ。永井さんは「作品に完成はない」と語り、今後の制作に意欲を見せている。
壁面の大きな白い羽根は、2020年8月にオープンした同店を祝い、永井さんが依頼を受けて21年に描いたもの。以後この壁は、羽根の付け根を背にして立つと、まるで背中から翼が生えたような写真が撮影できる「映えスポット」として注目を集めている。
永井さんによると、今回の制作は、同店の店長・土志田ムック紋子さんの父が「遠くからも壁画が見えるよう、羽根の上にも何か描いてほしい」と永井さんに依頼したのがきっかけ。自宅の壁にも人気アニメのキャラクターなどさまざまな絵を描いて近隣の人たちから親しまれている永井さんは今回、土志田店長のリクエストなどを生かしながら壁画の構想を練ったという。その結果、大きく店名を描くだけでなく、青空や白い雲、壁面から飛び出すほどの大きなアーチを描く虹の絵も制作した。
5月から描き始め、幾度となく昇り降りした制作用の足場を外したのは7月下旬。7月30日現在も絵の手直しを続けており、永井さんは「作品に完成はない。これからもやり続けていくよ」と力強く語る。
土志田店長は「また絵を描いてもらえてうれしい。色が鮮やかで、楽しくて、良いですね」と笑顔で話した。